
出典:GATAG
春夏シーズン、大人な印象を演出してくれるアイテムといえばジャケットですよね。ジャケットといえばオン・オフ問わず誰もが一度は袖を通したことがある一着だと思います。
男らしく、女性受けがいいアイテムとしてテーラードジャケットは
男の定番、マストアイテムとして人気となっていますが、
着方を間違えるとだらしなくみえ、せっかくのかっこいいジャケットが
もったいなくなってしまいますよね。
街中でもよく見かけるジャケットスタイル。
いい迷惑かも知れませんが
あー、あそこを直せばかっこいいのになーと思うことはよくあります。
自分ももとはそうでした。かっこよく少しでも大人っぽく見せたいときに
ジャケットはよく着るのですが、サイズ感がよくわからなくどうしても
かっこよくならないなんて経験したことありますよね。
そんな定番アイテムのジャケットだからこそ、悩みはついてきます。
いまさら、聞くのもなーという方も多くいると思います。
今回はそんな定番アイテム「テーラードジャケット」の着こなしから
流行のジャケットスタイルまで、ご紹介させて頂きます。
1、そもそもテーラードジャケットってどうやって生まれたの?
テーラードジャケットの起源として色々な説があると言われていますが、
元々はモーニングコートの裾を切り落として作られたといわれています。
確かに切ってみたらジャケットらしくなりそうですよね・・・。
それに加えて昔は、寝具や部屋着用、レジャー用として使われていたといわれています。
19世紀末にアメリカ人ビジネス用として着ていたのが、テーラードジャケットといわれる起源となったと言われています。
豆知識として、テーラードジャケットの襟は、軍服のスタンドカラーが派生したものとも言われています。
3つ釦のジャケットが流行り、ローリングダウンをする着方など時代の流れと共に変化してきているテーラードジャケット。
現在のテーラードジャケットは、フォーマルではもちろん、カジュアルとしても多くの方に愛用されるよう変化して来ました。
その為、ラベル部分が細身のジャケットが多いのも時代の変化ですよね。
ラベル(ジャケットの襟部分)が細身の方がカジュアルにも着やすいですよ。
2、ジャケットに大事なのはサイズ感が命!
ジャケットを着るうえで大事なのは、サイズ感が命といっても過言ではありません。大きさが大きすぎても、小さ過ぎてもかっこよく見えないくだらしなく見えてしまう。
そんなジャケットはかっこよくないですよ!
ジャケットはかっこよくきっちり着てなんぼです。
ジャケットのサイズ感で気を付けるのは、4つのポイントがあります。
選ぶポイントとして肩幅、身幅、袖、裾を気を付ければ大丈夫ですよ。
①肩幅は中心にしわが寄らないのがベスト。
シワが出るということはサイズ感が小さかったり、大きかったりすると
肩が落ちているのが見た目からでもわかるので、ジャストフィッティングの
サイズがベスト。
②テーラードジャケットは身幅が細くみせると良い。
NG
正解
身幅部分はジャケットをきて、ボタンを閉めたときに拳一つ分入るぐらいが目安といわれています。
③袖はシャツが少し見えるぐらいがちょうど良い!
NG
正解
ジャケットの袖部分は手首の付け根から1cmぐらい短いくらいがベスト。
ジャケットの袖からシャツの袖を出すのが今の流行り。
逆に見えていないとだらしなく見えてしまう。
ダボダボ感はきっちり着るテーラードジャケットにはNGです。
④着丈はお尻が半分隠れるぐらいがベスト。
着丈が長すぎるとジャケットのダボダボ感が目立ってしまい
だらしなく見えること間違いなし!
かといって短すぎるのもジャケットとのバランスが崩れてしまいますよね。
以上の4つの点はテーラードジャケットを着る上で注意しておきたいポイント。
この4つの点を抑える事で、きっちりとしたテーラードジャケットスタイルを演出することが出来ます。
3、ジャケットのポケットはどうしておくのがいいのか?
テーラードジャケットを着る上で、意外とジャケットのポケット部分が気になることってありませんか?
特にポケット部分のフラップ(フタ)は出すべきかしまっておくべきか、どちらが正しいのか分からないですよね。
客観的に観るとフラップ部分は目に入りますよね。
目に入りやすい部分だからこそ、気をつけておきたい点でもあります。

昔は、フラップは雨などを防ぐ為に付けられたものと言われています。
今では、あまり認識がされていない為か、ジャケットを着る人によって様々ですが、ビジネスなどのフォーマルシーンにジャケットを着る場合は、フラップは外に出しておき、カジュアルなシーンで使うときは中にしまって着こなすといいですよ。
TPOにあわせて、外に出したり内にしまったりと使いこなすのが大人の男性らしさが出る部分でもあります。
※両方のフラップは統一するのが鉄則!
4,ジャケットのゴージラインが与える印象は?
ジャケットを選ぶ際、あまり気にしている方が少ないゴージライン。
でもゴージラインは結構ジャケットにおいて重要なポイントでもあります。

テーラードジャケットには必ずといっていいほどゴージラインはついています。ジャケットには上襟、下襟と分かれており、境の部分(ライン)をゴージラインといいます。
昨今のジャケットやスーツは、ゴージラインが高い位置についていますが高い位置についていることで、身長を高く見せる効果やシャープ、すなわちスマートに見せる印象になります。
反対に、低い位置についているジャケットは、落ち着いた印象がありクラシックな印象を与えてくれます。
ゴージラインは、相手に見せる印象にも関わってくるのでジャケットにおいてとても大事なポイントなのです。
5、今シーズン注目ジャケットスタイル。
・ナイロンシャカシャカジャケット
(1)大人のキレイめカジュアル

今年春夏注目のナイロン地シャカシャカジャケットは多くの雑誌でも取り上げられている注目アイテムです。
テーラードジャケットなのでキレイめカジュアルに着るならセットアップがオススメです。
セットアップも昨今取り上げられているスタイルですよね。
大人な上品さは残しつつ、どこか遊びのあるスタイルに!
ジャケットにスニーカー。この組み合わせもトレンドとして注目されてきたスタイリングです。
テーラードジャケットなのに硬くなりすぎず、大人の色気漂うスタイル。
雨が降ってもはじいてくれて快適さはシャカジャケならではの特徴です。
カッチリ合わせるのではなく、少しカジュアルに寄ったスタイルがお勧めです。
(2)スポーティーさを取り入れたシャカジャケスタイル

テーラードジャケットはどうしても、上品さがあり大人のイメージという印象が強いと思います。
そこでなかなかジャケットに手が出せなかった方でもシャカジャケならそんな悩みも解消してくれます。
ジャケットなのに生地感が動きやすいナイロン地!
アクティブさに長けたジャケットですので、トレンドのスポーティーさを取り入れたコーデでもバッチリはまります。
大人の落ち着いた印象はのこしつつ、且つ硬すぎないのがシャカジャケのいいところ。
アクティブシーンが多くなるこれからの季節に愛用したくなる注目のテーラードジャケットです。
6、テーラードジャケットならジャケパンスタイル
(1)清潔感漂うクラシックスタイル

テーラードジャケットのあわせとして定番のジャケパンスタイル。
ドレスアップしたいときに活躍しますよね。
定番のジャケパンスタイルだからこそ、一番大人の色気が漂うスタイルです。少しかっちりした印象ですが、爽やかなテーパードデニムを使うことでIラインは確立されていますよね。
シルエットはあくまでタイトに。
細身のジャケットには、細身のパンツ。
テーラードジャケットを生かしてくれるコーデです。
シャツとの相性もバツグンのスタイルは、女子うけ間違いなしのスタイルに。
背が低く細い方にもオススメのコーデですよ。
(2)タイドアップでビジネスらしく

テーラードジャケットと言えば、スーツ。
テーラードジャケットはカジュアルにも使えますがやはり、フォーマルにも使えるところが特徴のひとつと言ってもいいですよね。
男性がカッコイイと一番色気のでるビジネススタイル。
かっちりとしたスタイルは出来る男の印象がぷんぷん香りますよね。
コットンジャケットなので着方によっては、違った印象にもなりますが定番の着こなしとして、テーラードジャケットにはセットアップ、シャツ、ネクタイは外せないスタイルだと思います。
最後に
いかがでしたか?
テーラードジャケットって知れば知るほど奥が深いですよね。
大人の印象は、お出かけする季節には必要不可欠です。
着方次第でジャケットは、かっこよくもなり大人の香りを演出してくれます。
ぜひ、今年の春夏には、テーラードジャケットを着用してお楽しみくださいませ。
岩島