
そろそろ冬にと思った時から毎年コート選びを開始する方も多いと思うのですが、
コート選びと言えば名前の挙がる有名な老舗【MACKINTOSH】になにやら異変が!
あれ?PCのマッキントッシュと間違えた人いませんか?
IT社会は全く関係ない話ではありますが、その昔、人々の生活に革命を起こしたのは事実。
残した偉業はこのマッキントッシュも負けてはおりません!
現在のように科学繊維素材の流通のない時代、雨に濡れる苦しい状況に一筋の光をもたらしたのがこのマッキントッシュでありました。生地と生地の間に溶かしたゴムを塗り接着させることで作りだした防水布、これがのちにゴム引きというマッキントッシュの代名詞にもなる防水コートのスタートでした。2度の世界大戦で使用されるなどマッキントッシュのこの発明は雨から身を守るスタンダードとして世界に普及していきました。現在まで、その根強い人気と深く確固たる信頼の元、伝統を守りながら続く老舗となっており、ファンも多いブランドであります。
しかし、どうやら、今シーズン、歴史ある老舗ブランドの永年培われた信頼ある物作りはそのままに、現代的な要素を大きく組み入れさらなる進化を遂げようとしている模様。
タグも一新!ホワイトカラーへ変更。


もちろん知っているし、見ても触っても、ゴム引き発明の逸話を耳にしても、サイズ感で断念していた私にとっては本当に嬉しいこの大きな変化は、現代的なシャープなつくりとコートだけでなく新たな可能性を模索する姿勢が若者中心に今一度マッキントッシュブームを作るのではないかと内心期待。
これまで、シルエットはゆるく外へ広がるAラインが特徴でした、イギリスらしいがっちりした雰囲気でボディーラインに沿うという形ではなく、コートとしての利便性からもゆとりを持たせたシルエットが多かった。そんな従来のモデルに対し、今季からは、シャープなIラインに変更。ボディーラインに沿い、かっちりしながらもボディーラインに沿ったタイトなラインで現代の着こなしの中になじむ仕上がりとなっています。
チェスターコート

シャープなチェスターコートはより洗練された印象に。立ち襟でもキマル細く短かいラペルもスタイリッシュに決まり。ONでもOFFでもその存在感は間違いない1着。
ステンカラーコート

王道のステンカラーコートは有名な「DUNKELD」の進化でしょうか、そもそもゴム引きという防水布の発明で一躍コートの代名詞ともなったマッキントッシュ。現代では固く手入れの難しいゴム引きではなく、柔らかくも撥水性の強い生地により、より機能的で、より着こなしも美しい仕上がりとなりと登場しています。
ウールモデル

こちらも同様にステンカラーモデルではありますが、こちらはウールモデル。
ウール特有の上品な空気感と安定感のあるデザイン、そして腕周りもすっきりな新パターンによるシルエット。さすが古き良き培われたマッキントッシュらしさを損なわない絶妙なバランスでの進化です。
ダウンジャケット

そして、こちらはダウンジャケット!
シンプルなデザインながら、高貴な印象を残し、アウトドアなカジュアル感はみじんも感じさせないモデルとなっています。紳士な着こなしをオススメしたいこの逸品は、ダウンなのに腕周りもすっきりと、押してジャケットを隠す絶妙の丈感でしあがっております。ビジネスシーンでもすぐに使いたい。大人な一枚です。
ウール生地タイプ

更に、ウール生地タイプ。
もちろんビジネスシーンでも活躍の一着だとは思いますが、休日に一枚で様になるこの存在感は、他のブランドでは出せない品格と、伝統に裏付けされた風格さえ感じます。
アウターブランドとしての歴史は現代的な変化の中でもその貫禄を失うことなく一着一着に落とし込まれているようです。
マッキントッシュ:http://www.deradera.co.jp/fs/deradera/c/0000000201
さて、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介させていただいたマッキントッシュですが、今シーズンはこのコート界の大御所、【マッキントッシュ】の大きな転機です。
そんな機会に、初めて知った方はぜひ手に取っていただきたい。また、知っていたけれど着て来なかった方も、きっといいきっかけとなるはずです。
変わっても変わらない、長い歴史の中で培われたものが、今私たちに合わせてその姿を変えてくれていることをぜひとも感じていただきたい。きっと、デザインや着心地だけではない他にはない満足感と喜びが、袖を通し、日々共にすることで感じられるはずです。マッキントッシュならでは、このならではというべき高貴なブリティッシュスタイルをぜひあなたのワードローブに加えてみてはいかがでしょう?