
今回もコーディネートテクニックをご紹介させていただきます。
おさえていただきたいのが、いつものコーディネートに「ひと工夫」を加える、ということです。
イタリアの方ってみなさんおしゃれですよね。
彼らのセンスがいいのは、イタリアに色の代表的な組み合わせが濃淡合わせて31色、約2,000パターンもあるからです!すごいですよね。
日本人にありがちな、間違った色の組み合わせをしていることも、彼らとセンスの差が開いている原因と言えるでしょう。
彼らは数多くの色のバリエーションを持ちながらも、そこに工夫を加えているんです。
コーディネートにおける色合わせは、イタリアファッションの長い歴史において、誤りや無駄を削ぎ落としてきました。
今あるのは歴史の中で伝統的に選ばれた色の組み合わせだけといえるでしょう。
同じシャツでもカジュアル・フォーマルをきちんと使い分ける、1泊2日の旅行にもフォーマルな靴を持っていく、など他にもファッションへのこだわりが高いイタリアスタイル。
そんな彼らからおしゃれテクニックを拝借して、いつもとはひと味もふた味も違ったコーディートを作り上げましょう。
夏らしいカラーリング、白×ピンクの大人らしいコーディネート
これぞイタリアのコーディネートと言える爽やかな色使い。
ライトブルーのシャツと白パンツで淡い印象になるところへ、薄いピンクのジャケットを合わせることで存在感のある仕上がりになっています。
ライトグレーのベルト、黒の革靴を合わせているのもさりげないおしゃれですね。
ピンクに抵抗のある方は、濃紺のジャケットを合わせるのもいいでしょう。シックな印象のコーディネートになります。
バカンス気分のシャツにトレンドの紺色デニムでリゾートスタイル
イタリアを彷彿させる、シャツを取り入れたコーディネート。
トップスのフラワーパタン×チェックを引き締めてくれているのが、ボトムの紺色のデニム。
パンチのあるデザインを落ち着いた色使いで上手くまとめていますね、トレンドのデニムの上手な使い方です。
小物使いでも、ブラックのベルトとレザーシューズが大人っぽく仕上げてくれています。
柄物はちょっと手が出しにくい、と思っている方にオススメのスタイルです。
オレンジやブルーのパンツを持ってくば上級のコーディネートに。
差し色にオススメ、ショッキングピンク!
目が覚めるようなショッキングピンクのパンツに、トレンドのデニムシャツを合わせた上級者向けスタイル。メリハリのある色のコントラストが存在感を高めてくれています。
イタリアファッションでは差し色が絶妙ですね。
ブルー、オレンジ、グリーンなどボトムに持ってくるには微妙と思われる色を大胆に用いていることがおしゃれなコーディネートの秘訣と言えるでしょう。
パープルのスリッポンを足元に合わせているのも、上級なコーディネートのポイントです。
パンツをロールアップしているのもさりげないテクニックですね。
足元を爽やかに!白を加えたコーディネート
ネイビーのトップス、ボタニカルのパンツの組み合わせに白いレザーシューズを合わせたコーディネートです。
パンツのベースカラーも白ですので、とても爽やかな色使いに仕上がっていますね。
トップスに濃色を持ってきて、全体のバランスを落ち着かせているのも取り入れたいテクニックです。
ここでポイントなのが、同じ色を2ヶ所以上で使っているところです。パンツとシューズで同一色を使っているところがキーとなります。同色の多ヶ所使い、ぜひ取り入れてみてください。
黒のバッグを加えた大人のカジュアルスタイル
淡い色の半袖シャツ、白のハーフパンツに黒のバッグを合わせた大人のカジュアルコーディネートです。
トップス、ボトムだけではインパクトに欠けますが、濃色を持ってきて存在感を上手に打ち出していますね。
黒のレザーサンダルとベルトをさりげなく合わせているところも取り入れたいテクニックです。
コーディネートにおいてトップスやボトムにだけしか気が回らず、小物がおろそかになりがちですが、取り入れるだけでがらっと印象を変えてくれます。小物のコーディネートにも気を配りたいですね。
ビビッドカラーや落ち着いた色を取り入れたコーディネートをご紹介させていただきましたが、イメージは湧いてきましたか?
ベーシックカラーで組み合わせると大きく外したコーディネートにはなりませんが、どうしても物足さを感じてしまいます。ショッキングカラーはインパクトがあるので抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、アクセントとして加えることにより一気におしゃれなスタイルになります。
イタリアのコーディネートではそれらの色使いを目にすることが多いと思いますが、それこそが彼らがおしゃれたる所以と言えるでしょう。しかしながらベーシックカラーも上手く使いこなしているので是非ともお手本としたいですね。
勇気を持った色使いがワンステップ上のコーディネート成功の秘訣となるでしょう。
いつもの色使いにひと工夫を入れて、大きく印象を変えられてみては?