
ニットアイテムは、秋冬に保温性を高めてくれるので重宝しますよね。また、夏にはサマーニットがあるので年中ニットを愛用しているという方は多いのではないでしょうか?そのニットですが、女性の場合はわざと袖が長かったり全体的なサイズが大きなニットをチョイスして、ゆるく身に付けている方も多く見られます。
実は、男性向けでもゆるニットがトレンドになりつつあるのをご存知でしょうか?オーバーサイズシルエットが流行したこともあって、比較的抵抗なくゆるいニットを着ることができるようになった点と、各ブランドがゆったり目のニットでもおしゃれに見せることができるアイテムを販売しているという点もあります。
そこで今回は、大人だからこそ着てほしいゆるめのニットを紹介します。
ゆるいニットで新境地を開拓しよう!
スウェットパンツに着丈の長いニットをチョイス

出典:オクテット
最初に紹介するのは、BRIGLIA 1949(ブリリア)のジャージスラックスを履いてきれいめなコーディネートを楽しんでいる例です。ストレス無く着用頂けるテンセルウールニットのジャケットは着やすさがあり、インナーにはカジュアルさ感じられるグリーンのニットで敢えて外したコーディネートとしています。また、着丈が若干長めでゆるさも適度に取り入れているのも良いですね。
(BRIGLIA 1949の詳しい説明はこちら)
このニットは、アメカジスタイルを追求しているSCOTCH & SODA(スコッチ アンド ソーダ)のアイテムです。カシミアブレンドの綿コットンセーターであり、ニット特有の暖かさを木綿とカシミアでナチュラルに楽しめます。柔らかさとナチュラルさ、 高級感を同時に併せ持っているトップスであり、襟元リブはトレーナーのように太めですが、サイズ構築は細身でスマートなスポカジさを楽しめます。
(SCOTCH & SODAの詳しい説明はこちら)
濃いめダークトーン仕上げのグリーンカラーは、妖しくて神秘的な印象です。透け感がないので、素肌にサラッと着こなすのも良いでしょう。
マスタードイエローが目を引くコーディネート

出典:オクテット
こちらは、TATRAS(タトラス)のダウンベストを着ていますが、そのインナーにはDSQUARED2(ディースクエアード)のビタミンイエローが目を引くニットをチョイスしています。リブなども大きめでゆるさが際立つニットですが、上品に着こなすことができています。ケミカル風カラーでレトロでいながら最新フォルムで仕立てられているデニムパンツもかっこいいですね。
(TATRASの詳しい説明はこちら)
(DSQUARED2の詳しい説明はこちら)
このニットは、アルパカらしいシャギーな毛質を編み糸から感じることができる、丸首のゆったりとしたセーターとなります。肩があえて落ちる位にオーバーフィット系ですが、胸元はそれ程大きい訳ではありません。ウールをベースとして、ナイロン、そしてメインはアルパカというリッチなウェアとなります。伸縮性と耐性をサポートしあうミドルゲージニットは、柔らかく軽くいですし暖かさも抜群です。ザックリ感はありますが、編み目は詰まっており、密になっていますが透けたりすることはありません。
これだけの厚みやふかふかさでも、デニムやネルシャツを重ね着してセーターであることを満喫できます。カラーはスパイシーなマスタードイエローで、レトロさやアンティーク、錆っぽさまでも表現できています。
糸に強いこだわりがあるニット!

出典:HUMIDiT
こちらは、すべてAURALEE(オーラリー)のアイテムで統一したコーディネートです。全身がゆるめで構成されていますが、だらしなさは皆無でスッキリしている印象があります。スニーカーにはYOAK(ヨーク)の明るいイメージがあるものをチョイスして、スポーティーな印象も取り入れています。体型が気になるという方にもおすすめなコーディネートですね。
このニットは、糸に強いこだわりがあります。上質な超長綿を極細番手の糸に紡績した後に、それらの糸を何十本も束ねて構成されています。また、糸の束に特殊な加工を施して一本のきしめんのような扁平状の糸を作り出します。きしめん糸は、極細の超長綿を撚った糸を何十本も使っていることもあって、上質な光沢感をもたせることができます。
ザックリとしたメッシュ模様に編み上げて、極太糸の存在感はそのままに清涼感があります。糸自体にボリュームがあるために、見た目とは裏腹な肉厚みがあってメッシュ編みでも安心感をもたらしています。
ネルシャツやデニムシャツとも相性が良いニット

出典:オクテット
こちらは、全体的にダークトーンなアイテムを中心としたコーディネートです。ブラックのデニムをチョイスしていますが、ほんのりウォッシュがかかり上品にも着こなしが可能です。シックに落ち着きと男らしさを表現していて、ライダースジャケットは男らしさをアピールできています。インナーを優しさ感じるローゲージにニットで、印象を柔らかくしています。さほど着丈が短いライダースジャケットではないのですが、ニットの着丈が長くてレイヤードしているようなスタイルを楽しんでいます。
このREPLAY(リプレイ)のニットはコットン100%のミドルゲージセーターとなります。適度に厚みがあって、優しい質感と素朴な暖かさがあります。良質である事を堪能することができるクルーネックのセーターとなりますが、左ショルダーにはボタンが付いていて第一ボタンを開けてブラックテープと、ロゴプリントをちらりと見せるのもかっこいいです。ネルシャツやデニムシャツとの重ね着も余裕で行えるフィッティングで、無駄なくきれいめにゆとりを持たらしてくれます。
(REPLAYの詳しい説明はこちら)
カラーは洗い加工によって色味が一層剥ぎ取られたような雰囲気がある、ソフトなカーキカラーです。ジーンズファッションとのスタイリングに、スウェットのようなスポーティーな雰囲気をデザインしたニットであり、ニットが苦手な方にもおすすめです。
さらっと羽織れるカーディガン!

出典:jedia
こちらは、Filippo De Laurentiis(フィリッポ・デ・ローレンティス)のラフなカーディガンをメインとしたコーディネートです。インナーにもFilippo De Laurentiis(フィリッポ・デ・ローレンティス)のニットソーをチョイスしていますが、ニット同士で喧嘩せずうまく調和しています。また、ストレッチ性抜群のデニムをセレクトすることで、疲れにくいスタイルとしてもおすすめです。
このカーディガンは、使い廻し抜群でトレンドも抑えたアイテムとなります。今年の着こなしに欠かせない、ふっくらとした暖かなボリューム感のある1着に仕上がっています。ボアほど甘すぎず重たすぎず、柔らかくて軽い質感のブークレーニットとなります。 シャツはもちろんのこと、カットソーなどと組み合わせても様になるデザインであり、リラックスした雰囲気の着こなしを作ることが可能です。
ウールコートの中にもあわせやすい、細めのボディ&スリーブ構築で、ブークレーのポコポコッと踊り出すようなパイルのループが目立ちます。グレーとブラックを交えたコントラストカラーもかっこいいですね。モダンなテクニックと素材の研究を融合させて、古典的なニットウェアと現代的なスタイリッシュフォルムを楽しめます。
最後に
いかがでしたでしょうか?一見ゆるいニットと聞くとだらしない印象があるかもしれませんが、上品さを兼ね備えたアイテムが多いことがご理解いただけたかと思います。春に向けて使えるアイテムもありますので、是非お気に入りのゆるニットを見つけて新境地を開拓してみてはいかがでしょうか?