
ファッション界では、冬っぽい素材のアイテムが存在しています。例えば、ムートンなどは見るからに暖かみがあるのが印象的ですが、同じようにスエードも秋冬を連想させる素材として広く知られています。スエードについて改めて説明すると子やぎや子牛の皮の裏をけば立てて作られた素材でやわらかい革として知られています。
レザー製品と聞くと頑丈な反面、硬さがあって着にくいイメージがありますが、スエードは柔軟性の高さが魅力的です。主にシューズや手袋などに用いられることが多いのですが、秋冬向けのブルゾンとしても広く活用されています。スエードブルゾンは大人の着こなしには欠かせないアイテムでもあるので、上質なコーディネートを楽しみたい方に向いています。
そこで今回は、スエードブルゾンをメインとしたコーディネート例を5つに厳選して紹介します。
スエードブルゾンで大人っぽさを強調しよう
爽やかさもあるコーディネート

出典:オクテット
こちらのコーディネートは、主に春先のまだ寒さが残る日でも快適にお出かけできるようなスタイルとなっています。HERNO(ヘルノ)のスエードブルゾンは一枚仕立てで薄めのデザインですので、軽量感があって着心地も最高です。そこにFRANKLIN & MARSHALL(フランクリン&マーシャル)のカットソーとPT01(ピーティーゼロウーノ )のきれいめパンツで、さわやかさに溢れているスタイルとなっています。
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このブルゾンは、裏面にはカット地とのダブルフェイスでボンディング仕様となっています。レザーでありながら薄く、カジュアルでアクティブな印象を作り出しています。性質の違う2種類以上の素材を張り合わせて、裏地がもたつく事が無く主体とする生地そのものを纏っているような、やや薄手の感触が特徴です。ゴートスキンを使用していますが、具体的なお手入れについては日常では牛革の場合とほとんど変わりません。汚れは柔らかい布で拭き取る程度で良いのがうれしいですね。
春や秋になる早い時期、スイッチシーズンにぴったりの軽やかなミドルアウターとなります。スリムフィットとなるので、厚手のトップスも厳禁となる事から、自ずと季節感をあらわにしたスタイリングを楽しめます。
ライダーススタイルでスポーティーに着こなす

出典:jedia
このコーディネートでは、AWESOME LEATHER(オーサムレザー)のライダース風スエードブルゾンをチョイスしています。カラーリング的にも春っぽさがありますが、パンツもSIVIGLIA(シビリア) のホワイトパンツを履いています。ただ、インナーにはZANONE(ザノーネ) のトレンドとなっているタートルネックを合わせて、シューズも渋めのカラーリングとして明るくなりすぎないように工夫されています。
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(ZANONEの詳しい説明はこちら)
AWESOME LEATHER(オーサムレザー)は、品のある大人の為のレザージャケットをコンセプトとして、日本人にとって着やすく動きやすいパターンを計算し作成されたシルエットを取り入れています。このブルゾンでも、ボディに採用されているのはクリーンな色合いと上品な佇まいを魅せるゴートスキンを使用しています。レベルを落とさずに最大のコストパフォーマンスを得るために、市場の中でも最良のレザーを厳選しています。
カウレザーやシープレザーとはまた違った表情が楽しめるゴートスキンは、カウレザーやホースレザーと比較しても遜色のない高い耐久性があります。滑らかに起毛した毛足はとても肌触りが良くて、大人の色気を引き出してくれるのには十分ですよ。
カジュアルな着こなしを実践

出典:zozo
こちらは、大人の休日スタイルとしてちょっとカジュアルめなスタイルにチャレンジしています。PUBLIC TOKYOのブルゾンをメインとして、インナーには明るめのカラーリングなカットソー、ボトムスには派手なブリーチングが目を引くデニムパンツ、そしてスニーカーとアクティブさも感じられます。一見すると子供っぽさも感じられるかもしれませんが、このスエードブルゾンによって落ち着きも感じられるのが良いですね。
このスエードブルゾンは、インド産ゴートスエード素材を使用しています。スエードだけを取り扱っているスエード専門タンナーで作られていて、非常に目面のキレイなスエードとなっています。イタリア、フランスなどのメゾンブランドでも取り扱いのあるスエード工場で、表面の起毛のきめが細かくて革自体に伸縮性があり、体に馴染みやすい素材となっています。 トレンドとなっているビッグシルエットのデザインで、抜け感のあるノーカラーデザインを採用して今っぽさをプラスしたモダンな一枚に仕上がっています。大きめのパッチポケットと脇からもアクセスできるポケットを付けているので、利便性も充実です。
ざっくり羽織るだけで高級感とトレンドが表現することができますよ。
ブルゾン一枚だけでも存在感あり!

出典:zozo
こちらは、Paul Smithの圧倒的な存在感があるスエードブルゾンをチョイスしています。厚みがあるのでボリュームもあるのですが、ボトムスにはゆったりめのフォルムが印象的なパンツを合わせています。スポーティーなスタイル野中でも、ロングブーツでびしっと要所を締めていて、手を抜いていない感じが良いですね。
このブルゾンは、ソフトなシャーリングカラーと裏地付きのスエードシープスキンから作られたムートン系のアウターとなります。B6タイプのミリタリーブルゾンをベースとしていて、大胆に施したビッグジッププルやテープ使いが目を引きます。ボリュームを抑えたボアは快適な保温性に加えて、シンプルなコーディネイトにも程良いアクセントを与えることができます。
オーセンティックなスタイルではありますが、モダンに表現したレザーアイテムとしておすすめです。色違いでネイビーがあるので、使用するシーンに応じて最適なカラーリングをチョイスするのが良いでしょう。
ネクタイスタイルにもマッチするブルゾン!
最後に紹介するのは、ビジネスシーンでも使用できそうなタイドアップコーディネートです。HERNO(ヘルノ)のスエードブルゾンのインナーには、濃い目のカラーリングのシャツとネクタイを締めて、びしっとした印象があります。パンツにはINCOTEXのツープリーツパンツを合わせて、Pantofoladoroスムースレザースニーカーで大人かっこいいスタイルにまとめています。
このブルゾンは、スエードだけでなくニットも組み合わされたアイテムです。カラーリングはネイビーで、若干色落ちしたかのようなまだら模様となっています。首元はシャープな印象を与えていて、襟付きのシャツとの相性も抜群です。ジップはポケット部も同様でスタイリッシュなデザインとなっていて、いい意味で存在感を消しています。裾のリブがしっかりしたデザインなので、サイズが多少小さくてもずり上がるなどの問題はありません。
オフシーンだけでなく、ビジネスシーンでも使用できるこのスエードブルゾンは、一着持っておくととても便利ですよ。
最後に
いかがでしたでしょうか?スエードブルゾンの汎用性は高く、通常のレザーブルゾンはちょっと敷居が高いと感じている方にもおすすめのアイテムです。気軽に大人っぽさを協調することができるのが魅力ですし、これから春にかけても使うことができます。早速スエードブルゾンをゲットして、着易さやおしゃれな雰囲気を楽しんでください。