
デートスポットとして根強い人気を誇っているのが美術館があります。美術館には芸術的な絵画が多数展示されていて、目を奪われることが多いのですが、ファッションアイテムの中でも絵画のような芸術性の高いアイテムを多く揃えるブランドが多数あります。その一つとして有名なのが、ピエールルイマシアです。
ピエールルイマシアのメインアイテムはストールとなりますが、美しいグラデーションや柄を取り入れており、美術館に展示されている芸術作品にも引けを取らない魅力があります。一見奇抜に感じられれるのですが、うまくコーディネートすることでよりおしゃれを楽しめるとあって、ファッショニスタから愛されています。では、ピエールルイマシアとはどんな魅力を持ち合わせたブランドなのでしょうか?
今回は、ピエールルイマシアの歴史や特徴、おすすめしたいアイテムを厳選して紹介します。
ピエールルイマシアのストールでワンランク上のファッションを楽しむ!
ピエールルイマシアの歴史
ピエールルイマシアは、2009年に創立されたフランスのアクセサリーブランドです。フランスで有名な美術学校であるエコール デ ボザールでイラストを勉強し、日本の伝統的な和紙の製紙の技術を学んだPierre-Louis Mascia氏が代表を務めています。ヨーロッパやインドの古いテキスタイルをアレンジし、独創的で繊細な世界観によって多くの魅力的なアイテムを作り出しています。
イラストレーターとしての経歴を活かした鮮やかな色彩を得意としていて、一枚の絵のようなコラージュパターンは、遊び心を掻き立てられるデザインとなっています。ファッションイラストレーターとしても高い人気を誇っており、ネイマン・マーカス、エル、アメリカンヴォーグ、ヴォーグ日本やシャネルなどもクライアントとして抱えています。
現在ではバッグ、小物類、ホームウェアなども展開しています。また、2016年よりHERNO(エルノ)とのコラボレーションをスタートさせてアウターのデザインも行うなど、注目すべきブランドの一つです。
(HERNOの詳しい説明はこちら)
入門編としておすすめなポケットチーフとしての活用!

出典:オクテット
ピエールルイマシアのアイテムは、とにかく派手でいきなりコーディネートに加えようと思ってもなかなか勇気がいるものです。そこでおすすめしたいのが、ポケットチーフとして取り入れる方法です。このコーディネートでは、SuperlativoのライトグレーのスーツにDSQUARED2(ディースクエアード)の黒シャツを合わせて、シャリっとした艶生地でモード感漂う大人のスタイルを楽しんでいます。そこに、胸ポケットにピエールルイマシアのハンカチーフを入れることで、華やかさもアピールしています。
(DSQUARED2の詳しい説明はこちら)
このハンカチーフは、韓国の篠山紀信ことキム・ジュンマンのフォトグラファーから、ニューヨーク在住のイラスト レーターであるリチャード・ヘインズ、 Jフランスの画家 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの代表作である「楽屋の踊り子」のタッチなどからインスピレーションを受けています。フランス語で”bienveillance”(ビヤンヴェイアンス= 好意的に見守ること、思いやり)を取り入れており、色使いもポップさにはまろやかに、ナチュラルさには、よりナチュラルに配色しています。
イントゥロスペクティヴ=内省的をテーマとして、他人が知らない自分だけの自分を表現しています。探究心が強く、ストイックな貴方に 共感してくれる作品が魅力的で、リアルな写真描写のプリントは、奥行きも立体感もあり、プリントだとは思えぬ程に忠実に再現しています。チーフにして、ストールをネクタイ風にショルダー&ネックにかけたりと、特別なパーティースタイルも楽しめますよ。
大人上品なスタイル!

出典:オクテット
このコーディネートでは、秋冬ジャケットとして欠かせないコーデュロイ生地を取り入れたジャケットを来ています。ブラウンカラーでグッと上品に落ち着いた雰囲気な大人の1着に、白デニムで40代50代の大人の休日コーデにぴったりなスタイルにまとめています。カチッとなりすぎることなく、ラフに着用することができ、首元が寂しくならないようにピエールルイマシアの技術的なストールで華やかに演出しています。
このストールは、通年愛用できることがパターンでも表現されています。様々なチェック柄がミックスされていますが、それらチェックがネクタイを装着したシャツがテーマになっています。シャツのポケットの存在感、ネクタイの結び目の立体感とシャツをリアルに繋げたような、素晴らしい表現力を、肩や首に巻いて楽しむことができます。メインカラーはレッドやベージュを採用しており、チェック柄のネルシャツに、ペイズリーなどのネクタイといった実際のコーディネイトにも役立つプリントを繋げて2メートル近いストールをデザインしています。
色使いもポップさは、より柔らかさをもたらしています。ナチュラルさには、よりナチュラルに配色しており、見た目以上に様々なファッションにコーディネート可能です。
ノータイでもドレスアップスタイルを楽しめるストール!

出典:オクテット
こちらのコーディネートでは、完璧なドレスアップではなく、ワンポイント外したこなれ感のある親しみやすいドレスアップスタイルとなっています。スーツと言えばネクタイが必須ですが、ここでは敢えてノータイでスーツを着用しています。ネクタイの代わりにピエールルイマシアの華やかさあるストールをチョイスして、ジャケットとシャツの間に挟み流すことによって目がストールにいきノータイでも気になりにくくなるという効果も発揮します。
このストールは、オレンジがメインとなっていますが、イエロー、レッド、ブルー、そしてブラックといったあらゆるカラーを横長の1枚に描いたロングストールです。線も色もマルチなストライプ柄であり、その中にはスクエアも市松模様も交えて、円以外のあらゆる図形を用いている見事な融合デザインとなっています。これだけ様々であるのに、まったくごちゃ付いた感じがなく全てが1枚にまとまるように閉じ込められています。
シルク混紡させた柔らかで薄手のコットンクロスでややシアー感がありますので、折って重ねて捩じってと、色と柄の交わりを楽しむことができます。
イタリア風の着こなしに欠かせないストール!

出典:オクテット
こちらは、ジャケットスタイルにおいてノータイでもドレッシーさを忘れない、暗くなりがちのファッションを挿し色や柄で華やかに魅せてくれるストールをうまく用いたコーディネートです。使う色は最小限に抑えて纏めてあげる事がポイントとなっており、遊び心ある色や柄をワンポイントとして、ノータイでもだらしなく魅せないことが重要視されます。CIRCOLO 1901(チルコロ1901)のジャケパンにピエールルイマシアのストールを合わせて、伊達男スタイルを楽しんでいます。
(CIRCOLO 1901の詳しい説明はこちら)
このストールは、グリーンのバンダナをリモデルしたようなデザインとなっています。ヴィンテージのバンダナを用いて、下部にブラウンのレオパード柄を併せている、まったく想像もできないマルチパターンを取り入れています。バンダナ柄も1種類ではなく、色褪せなどの忠実な再現も用いて写真を加工してプリントした、マシアならではの手法を採用しています。
また、テキスタイルはシルク混紡させた柔らかで薄手のコットンクロスとなっています。肌触りの良さがあって、身に付けてるのが楽しみになるアイテムです。
最後に
いかがでしたでしょうか?ピエールルイマシアのアイテムは一見すると奇抜に見えるのですが、上手くコーディネートすることでラグジュアリー感をもたらしてくれます。ピエールルイマシアは巻き方次第で違った表情を見せることができますので、ぜひ普段のコーデに取り入れてアクセントをつけてみてください。