
ダウンジャケットは、高い保温性がありアウトドアシーンでも取り入れることができます。真冬のカジュアルシーンには特に重宝されるアイテムですが、一方で、ボリューム感があるためビジネスなどのフォーマルなシーンにおいては身につける機会が少ないのも実情です。ただ、フォーマルなスタイルにもマッチさせることができるダウンジャケットを製造しているブランドとしてMooRER(ムーレー)があります。
MooRER(ムーレー)のアイテムは、独自理論に基づくダウンアイテムの製造に定評があり、見た目がきちっとしている中で機能性に優れています。HERMAL INSULATIONという、暖かさの目安とランク付けがされているのも特徴で、Aが16℃から5℃、Bが12℃から氷点下5℃、Cが8℃から氷点下12℃と使用するシーンに応じて適切なランクのアイテムを選ぶことで、より快適に着こなすことができるのも良いですね。
今回は、MOORER(ムーレー)というブランドの歴史や特徴、そしておすすめのアイテムを紹介していきます。
MOORER(ムーレー)のダウンアイテムで寒い冬もおしゃれに乗り切る!
MOORER(ムーレー)の歴史
MOORER(ムーレー)は、イタリアのヴェローナにて創業したブランドです。MOORER(ムーレー)のCEOであるMoreno Faccincani(モレノ・ファッチンカーニ)氏が、1980年代に家業を継いだことがルーツとなって、2006年にMOORER(ムーレー)として正式にブランドが立ち上がります。 それまで培ってきた全ての経験を注入して、既に確立しつつあったラグジュアリーなダウンジャケットというジャンルに挑戦します。
貴重で洗練された自然な素材をベースとして、仕立ての良さを持ち併せて優雅さのミックススタイルを得意としています。また、細部にまでこだわって美しさを特徴としています。MOORER(ムーレー)のアイテムは100%イタリア製で、使用するダウンは国際基準であるUNI EN 12934(95%グースダウン)を満足しています。更に、ヨーロッパの国際規格に従ってイタリア国内で丁寧に殺菌洗浄しているので、安心して身に着けることができます。
ゴージャスさとエレガンスさ、そしてMOORER(ムーレー)独自の哲学性をデザインした機能派アウターは、世界中のセレブを始めとして幅広い方に愛されています。
ドレッシーなダウンジャケット!

出典:X-SELL
こちらは、MOORER(ムーレー)らしさに溢れた、スタイリッシュでビジネスシーンでも活用できるダウンジャケットとなります。このコーディネートでは、カジュアルスタイルのまとめていてシンプルなホワイトのカットソーをインナーに取り入れて、ボトムスもデニムパンツで休日のお出かけに最適なコーディネートとなっています。インナーは薄着でありますが、ダウンジャケットが抜群の保温性を誇っていますので、真冬でもこのスタイルでお出かけできますよ。
このダウンジャケットは、MOORER(ムーレー)の中でも定番人気モデルとされるSIRO-L1と呼ばれる、ウール地ダウンとなります。使用するガチョウは日中は野外で、夜は室内のストレスのない状態で飼育されているものを使用しています。また、獣医師による定期的な検査を受けており、イタリア政府の指定規格を満たすために、10回に渡る洗浄と4回にわたるゴミの除去などを徹底しています。M-65風のミリタリーテイストが魅力的で、ダブルブレストジャケットアウタータイプを採用しています。 着丈が短く、キルティングのパターンが格子状で細かく入っておりポケットの角度などスッキリと見せるパーフェクトなフィッティングを楽しめます。
シングルブレストのようなタイトな作りがファッショナブルさをアピールでき、高度で精巧な立体パターンによる奥行のあるスタイルがカジュアルな着こなしに品格とセンスを与えてくれます。首元はハイネックで高さを加えて、ネックベルトにて隙間を作らず ゴージャスさを見せるレッキスラビットファーによって高い保温性も確保しています。裏面はお台場仕立ての様にパイピングされた装飾性の高い内装があるなど、細部にまでこだわりに抜かれた名作です。レッキスラビットファーが付いているのですが、フォーマルなシーンで取り入れることができるのが良いですね。
ロング丈ダウンジャケットというサイズ感が良い!
こちらのコーディネートでは、cuervo bopoha(クエルボ ヴァローナ) のシルクのような光沢とカシミアのような柔らかな肌触りが特徴のニットの上に、MOORER(ムーレー)のダウンジャケットを羽織るように身に着けています。パンツにもINCOTEX (インコテックス)のウールカシミアで暖かさに溢れているスラックスを履いていますが、美脚効果がありスマートに着こなしている印象があります。ENZO BONAFE (エンツォボナフェ)のコインローファーをあえて素足履きしている点にも注目ですね。
このダウンジャケットは、3/4 丈のダブルブレストのジャケットとハイネックのスリムなコートの両方の雰囲気を持ち合わせています。ウェストラインでベルト風のカットワークを足して、 内部では腰ドローコードを設置することで更にウエスト周りでメリハリを演出することができます。高度で精巧な立体パターンによって、奥行のある姿がカジュアルな着こなしに品格をもたらしてくれます。
イタリア高級生地メーカー製のポリエステル100%で構成されているシェイプメモリー生地を使用しています。皴になりにくく、薄めな生地でありながらしっかりとしたハリ感もあって、高い存在感を主張できます。ハードに見せない高密度に織られたポリエステル素材は、 二重染色仕上げとなっていて表面は撥水加工を施しています。悪天候でも安心して使用することができますし、最も防寒レベルが高いので極寒の地でも活躍できること間違いありません。
フード付きでミリタリー感に溢れる!

出典:MUSEE
こちらのコーディネートでは、ゆったりしたサイズ感のスラックスにミリタリーテイスト溢れるダウンジャケットを合わせています。比較的着丈が短めであり、インナーのカットソーが裾から顔を覗かせていますが、だらしなさは皆無でスマートに着こなしていますね。近所へのお出かけに最適なスタイルとしておすすめできます。
このダウンジャケットは、着脱可能なフード付きでベルトが隠れるショート丈でカジュアルでのコーディネイトに取り入れることができます。袖口には内リブが付いていますので、冷気の侵入をシャットアウトしてナイロン素材が触れるとひんやりしてしまう首後部にもリブを付けて、着心地の良さを追求しています。表地はウォータープルーフ加工を施していて、中綿の羽毛が常にベストなコンディションで体温を蓄熱してくれるのも良いですね。
上品で落ち着きがある仕上がり!

出典:agio
こちらのコーディネートは、FORESTと呼ばれる優しさのあるカラーリングが印象的なダウンジャケットに、ニットを合わせて抜群の保温性を確保しています。パンツにはスキニータイプで美脚をアピールできるデニムパンツを取り入れて、更にローファーによってカジュアル過ぎないスタイルにまとめています。
このダウンジャケットは、Loro Piana(ロロ・ピアーナ)社が開発したSTROMSYSTEM(ストームシステム)を表地に使用しています。保温性や防水性に優れたヴァージンウールに透湿性に優れた防水フィルムを施していることで、高い機能性を誇っています。 中綿は最高のフィルパワーを誇るシベリア産ホワイトグースダウンを贅沢に使用しており、軽さと保温性の高さを両立させています。
足捌きの良いヒップが隠れるくらいの丈感によって、どんなシーンでも着用ができるアイテムとしてもおすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか?MOORER(ムーレー)のダウンジャケットは、素材だけでなく製法にも最大限こだわっているのが特徴です。価格的には安いものではありませんが、クオリティが高く一生モノのダウンジャケットとして使用することができますので、早速この秋冬から取り入れてみてはいかがでしょうか?