
出典:でらでら
シャツは普段使いできるファッションアイテムとして人気ですよね。ビジネスシーンではホワイトのシャツがメインとなりますが、カジュアル向けではチェックシャツなどが頻繁に見られて、老若男女が愛用しています。また、襟のデザイン一つとっても様々な種類があって、使用するシーンに応じて使い分けることでよりおしゃれを楽しむことができます。
そんなシャツですが、実はシャツだけに特化しているブランドというのも存在しています。特にイタリアでは、シャツはそれ一枚で存在感を示すことができる点に重視して、ドレッシーなシャツを作り出す専門ブランドがあります。その一つに、BONSER (ボンサー)というブランドがあります。BONSER (ボンサー)のシャツは、よく考えられたデザインとなっていて、見どころ満載なシャツが多いのが特長です。
そこで今回は、BONSER (ボンサー)というブランドの歴史や特長、そしておすすめのアイテムを紹介します。
BONSER (ボンサー)のシャツで他の人と差を付けよう!
BONSER (ボンサー)とはどんなブランド?

まずはじめに、BONSER (ボンサー)というブランドの歴史について紹介します。BONSER (ボンサー)は、ジルベルトロッシ氏とルイージベリーニ氏が立ち上げたブランドです。19世紀末に誕生して以降、4世代の間も変わらずに受け継がれた職人の技と情熱、伝統とトレンドを融合したアイテムを製造し続けています。実は、成り立ちとしてはイタリア ミラノの老舗シャツブランドである「TRUZZI (トゥルッツィ)」から派生されたことでも知られています。
様々なブランドのシャツ生産を請け負っている大きな工場を確保していて、今でもTruzzi(トゥルッツィ)、Mastai Ferretti(マスタイ フェレッティ)、Agho(アーゴ)と様々なラインを確保して、ルーマニアのブライラ市での製造拠点から生まれているマシンメイドによるおしゃれでクオリティの高いシャツが魅力となっています。
日本で流通しているのは、主にイタリアのナポリに集中するBARBA、Finamoreなどのシャツメーカーで製造される細身体型の日本人に似合いやすいシャツが多くなっっています。また、リラックスする事を念頭を置いたデザインと品質、そしてリーズナブルな価格設定が魅力となっています。
(BARBAの詳しい解説はこちら)
(Finamoreの詳しい解説はこちら)
今シーズンも注目したいインディゴカラーのシャツ!


ここ数シーズン流行が続いているマテリアルに、デニム地があります。デニムパンツが代表例ですが、その他にもシャツやジャケットに用いられることも増えていて、手軽にカジュアル感を出すことができることもあってトレンドが続いています。こちらは、インディゴカラーの上品な色落ちを楽しむことができるダンガリーシャツモデルとなっています。着丈は短めに設定しており、タックイン&アウト共に使える仕様であります。
ワイドスプレッド襟は着慣れている安心感をもたらしており、第一ボタンを外してオフシーンで着用しやすいデザインとなっています。パネルフロントの幅を広くとっていて、インディゴカラーと合わせてトラッドな雰囲気を味わえます。背中にギャザーを入れることでフィット感を細かに調整しており、男性らしい背中を演出できるのも良いですね。
春夏は一枚で、秋冬にはニットと重ね着してと、シーズンを超えて着用が可能です。このコーディネートのように、CIRCOLO 1901(チルコロ1901)の春めいたホワイトのジレのインナーに着用して、リラックスした中でも大人っぽさをアピールできるコーディネートにもぴったり合います。
(CIRCOLO 1901の詳しい解説はこちら)
ビジネスシーンでカジュアルさを取り入れることができるストライプシャツ


ビジネスでは単色のシャツも良いですが、カジュアル寄りに着こなしたい場合はストライプなどの柄が入ったものもおすすめです。特に、このシャツのようにしっかりと考え抜かれたストライプの幅であったり、カラーリングであると尚更おしゃれに着こなしができます。このシャツはシャープな印象が強い模様でありつつも、紺白のベーシックさをミックスさせて、力強く安定感もあるデザインとなっています。また、メリハリが効いたVゾーンを容易に作り出すことも可能となっています。
スタイルは、襟羽根7cmで前襟台26mm、後ろ35mmのワイドスプレッドカラーを採用しています。スリムスーツにもマッチングさせやすくするために、カジュアルシャツと比較すると、幾分か細身に仕立てているのも印象的です。軽くて爽快な印象を作り出すフレンチフロントとなっていて、艶と光沢感が微量にあるコットンブロード地も用いています。マテリアルは、薄手ですが透ける手前ですのでイタリア人が好む素肌にダイレクトで着用する方法も有効です。
このコーディネートのように、Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)の縦縞が入ったスーツと合わせても、競合すること無くうまくコーディネートできる許容力の高さも良いですね。
(Ermenegildo Zegnaの詳しい解説はこちら)
ダークトーンなシャツもうまく着こなしが可能!


このコーディネートのように、ダークトーンなシャツはなかなか着こなしが難しいものですよね。あまりに存在感が強すぎてコーディネートに悩むことが多いのですが、このシャツは美しいフォルムをアピールでき、コーディネートに取り入れやすいものとなっています。濃紺カラーの発色の良さは必見で、艶感も増していることもありドレッシーさを強調することができます。
NETTUNOレギュラースリム型を採用していて、衿羽開きが180度に近いホリゾンタルタイプとなっています。肩や身幅だけでなく、アームまでもホッソリと絞ったデザインで、パンツにタックインしやすくなっていますし、お腹まわりをスッキリと見せることができます。加えて、ホリゾンタルは、襟羽が9.5cmと長めの為に、顔を小さく見せてくれますよ。マテリアルは、滑らかで発色が美しい細番手ブロードコットン織りを採用していて、更にエラスティンを混紡することで横に引っ張れば伸縮するので、リラックスした着心地を楽しめます。
このコーディネートのように、 Luigi Bianchi Mantova(ルイジ・ビアンキ・マントヴァ) の大柄なチェックがあるスーツに合わせると、強い個性をアピールできるスタイルを作り出すことが可能です。
ダンスフロアでも映えそうなシャツ!


最後に紹介するのは、カラーリング的にはシンプルなホワイトを採用していますが、構築にはゆとりがあってメリハリがある明確さでいながら、優しい美形が魅力的で他とは違う雰囲気があるシャツとなっています。昨今のセクシーさを前提としたスリムシャツが多い中でも、更に個性を高めた別格の格式の高さを持ち合わせたシャツであります。
プリーツフロントが目立つように、ボタンが隠れる比翼フロントを採用しています。お臍の上あたりまでタックが続いており、横の範囲は肩前までとなっています。プリーツ部分は細幅、更には別付けのテープのような生地によるタックになっていて、よくスポーツウェアなどで見られる袖口のリブのような、凹凸の縞模様も表現しています。正装や礼服用のシャツではありませんが、華やかな遊び心を加えたとして、艶やかさをアピールできます。
このコーディネートのように、 Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)のシンプルなスーツに合わせると、尚更かっこよさが際立ちます。
最後に
いかがでしたでしょうか?BONSER (ボンサー)のシャツは高級ブランドでも用いられているラインで製造されていて、仕立ての良さを実感できます。それでいて、リーズナブルな価格設定というのがとても嬉しいですね!