
昨今のパンツと言えば、テーパードシルエットパンツを代表として、脚のフォルムに合わせて美脚効果も高いものが増えていますよね。これは、単にデザインが熟成してきたこと、そして裁断や縫い合わせる技術の革新も見逃せません。各ブランドで最先端の技術を競い合い、今の高いレベルにまで進化しているのです。その中で、SIVIGLIA(シビリア)は独特な魅力を持っているブランドとして有名です。
SIVIGLIA(シビリア)は、有名ブランドのOEM等も請け負っており1983年創業したONE WAY社の豊富な経験と技術を惜しみなく取り入れたブランドして、2005年にイタリア中部の海沿いの街アンコーナで誕生しました。テキスタイル業に通じているサウロ・ビアンケッティ氏がCEO兼ディレクターであり、乗馬パンツよりインスピレーションを受けた「ジョッパーズデニム」で有名です。また、繊細な洗いやダメージ加工技術など、非常に魅力的で気品のある遊びが巧く、一方でドレスパンツにも力を入れています。
そこで今回は、美シルエットのパンツを多く作り上げるSIVIGLIA(シビリア)のイケてるアイテムを余すところなく紹介していきます。
SIVIGLIA(シビリア)のパンツで美シルエットをゲット!
春らしいホワイトのパンツで爽やかさをアピール!


出典:でらでら
最初に紹介するのは、春に大活躍すること間違いなしのホワイトパンツです。なかなかカラーパンツにチャレンジするのは勇気がいる…と思っている方も多くいらっしゃいますが、デニム地となっていてオフホワイト系のカラーリングということもあり、さほど抵抗なく履くことができるアイテムとなっています。Coreシリーズの一つであり、その名前の通り「核(コア)」となるSIVIGLIA(シビリア)の中でも最重要視されているモデルです。
急なテーパードラインが魅力的なスキニ―スリムフィット仕様となっており、股上は浅すぎず深すぎずの24cmサイズとなっています。裾幅がサイズ平均で15~16cmですので、膝周りからグッと裾口に向けて絞られたシルエットが魅力となっています。ピタッと吸い付くようなデザインですが、微ストレッチとなっているのできつさを感じさせず、作業にも支障がありません。コインポケットのアイコンマークの刺繍に、ベルトループに取り付けられたCカンによるビーズストラップを取り入れるなど、遊び心もあるパンツとなっています。
このコーディネートでは、LARDINI(ラルディーニ)の深みのあるカラーリングが印象的なジャケットと合わせて、大人っぽさをアピールしています。本当にデニムパンツ!?と思わせる仕立ての良さが感じられますね。
(LARDINIの詳しい解説はこちら)
ベロア素材のスリムパンツ!


出典:でらでら
こちらは、ドレスパンツ 「CLOU」ラインのアイテムとなります。ストレッチコットンと、ヒップ周りには快適性を適えて仕立てられている若干スリムなレギュラーフィットの4ポケットズボンとなっています。ノープリーツ仕立てのモダンなルックスが印象的で、膝から裾までが急激に細くなっていて、SIVIGLIA(シビリア)らしさが随所に感じられます。スキニーは腿からと全体的に細いのですが、膝まわりからキュッと絞ったデザインとなっていて、いい意味でスラックスらしからぬ細さを楽しめるカジュアルパンツとなっています。
マテリアルにはコットンベロアを使用しており、ベースとなる色合いはブラックですのできちっとしたスタイルにも対応できます。暖かな生地感、厚みがあるので魅力的なレッグラインを作り出すことができます。ウォッシュドとなっていて、毛羽立ちも浮かんでいるので、やや埃がくっつきやすいのは難点ですが、ベロアらしい独特の雰囲気は最高です。
このコーディネートでは、SOLIDO(ソリード)のストレッチ素材を用いた楽ちんなジャケットと合わせて、スポーティーなイメージもあるスタイルに仕上げています。
(SOLIDOの詳しい解説はこちら)
チノパンもスタイリッシュに!

出典:jedia
こちらは、SIVIGLIA(シビリア)の名作チノシリーズを春夏らしいライトウェイトにアップデートしたパンツになります。あらゆるシーンを軽快に過ごすことができるパンツを目指して、高い縫製技術や加工技術を駆使して今まで以上に履きやすさを確保しています。コンパクトなシルエットと同時に、履きやすさを両立した秀逸なパターンメイクが魅力的です。
股上は浅目に設定しており、太ももから裾にかけてはギュギュっとテーパードを効かせることで、誰でも履きやすいパンツとなっています。あくまでドレスシックにこだわったデザインを意識しており、ジャケットとの相性が良いようにスラントポケットに、革パッチを省いたシンプルなバックスタイルを取り入れています。マテリアルとしては、ヴィンテージ調の擦れた表情が堪らないウォッシュドコットンを採用しているので、カジュアルさもうまく取り入れることができます。
このコーディネートのように、 GRAN SASSO(グランサッソ)のリラックスした着心地を楽しめるニットアイテムと合わせて、休日スタイルを極めたいですね。
(GRAN SASSOの詳しい解説はこちら)
ダメージ加工でも上品さがあるデニムパンツ!


出典:でらでら
このパンツは、裏からベース色よりも濃く、厚みも異なるデニムクロスをあてがい、ジグザグや直線縫いでパッチワークを充てているボタンフライジーンズとなっています。ダメージジーンズの場合、素肌が見えると下品なイメージを与えがちですが、むしろ爽やかさを強調するかのようなデザインとなっているのが印象的です。夏向けでクールな、ウォッシュされたライトブルーカラーというのも良いですね。
ゴールデンイエロータッチよりも、白の多いデニムクロスの織りとなっていて、上品な色のエイジングをうまく表現しつつ、ヴィンテージデニムそのものの迫力もあります。パーツはアンティークな演出が施されたシルバーカラーとなっていて、強くテーパードのかかったスキニースリムフィットパンツでトレンドもしっかりと取り入れています。
このコーディネートでは、HUGO BOSS(ヒューゴボス)のコットン&ウールニットのジップ首セーターと合わせて、上品さをアピールしています。全体的にスリムなフォルムで、スタイルの良さをアピールできていますね。
(HUGO BOSSの詳しい解説はこちら)
8部丈のデニムパンツもスタイリッシュでかっこいい!


出典:でらでら
SIVIGLIA(シビリア)のパンツはフルレングスのアイテムが多いのですが、このデニムパンツはトレンドに歩み寄った短丈レギュラーフィットパンツとなっています。華麗な細さが魅力的なブランドでありますが、あえて違うジャンルにも果敢にチャレンジして、独特のおしゃれなパンツに仕上げているのはさすがですね。
新たなデニムの可能性を模索しながらデザインしていて、短めなだけではなく、色合いも純なリジッド風インディゴカラーを帯びており、
デニムクロスさも春夏にピッタリ合うものを作用しています。下げパンのように履いても、ポケットの控えめなサイズさもあり気品を崩さずして、スウェットパンツ級の気品を感じられるパンツとなっています。
このコーディネートでは、LARDINI(ラルディーニ)のジャケットと合わせていますが、ロールアップすることでよりカジュアルでおしゃれに着こなしているのが良いですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?SIVIGLIA(シビリア)は強いこだわりを感じさせるパンツが多いのですが、とにかく履きやすくて一度足を通すともう虜になること間違いありません!また、価格的にも比較的リーズナブルな点も魅力となっています。