
スポーツミックススタイルは完全に普及したイメージがありますよね。完全にスポーツオンリーで構築するとダサさも出てしまうことがあっても、適度に取り入れることでいい感じで抜け感を演出することができます。ただ、意外とどのように取り入れたほうが良いか悩んでいる方が多いのも事実です。そこでおすすめしたいのが、スニーカーでスポーティーさをアピールする方法です。
スニーカーの中でも、最近ではヘリテージと呼ばれる、ヴィンテージ感があって深みのあるカラーリングを取り入れたアイテムが主流となっています。そのヘリテージをモデル名に取り入れるなど、新しいスニーカーの可能性に向けてアプローチしている印象があるのが、Diadora(ディアドラ)です。イタリアで生まれたDiadora(ディアドラ)は、サッカー界を中心として数多くのアスリートを支える存在ですし、最近では街履きに向いたアイテムを数多く提供しています。
そこで今回は、Diadora(ディアドラ)のとてもかっこいいスニーカーを厳選して紹介します。
Diadora(ディアドラ)のスニーカーでうまく抜け感を作り出そう!
ストーンウォッシュによりうまくヴィンテージ感が表現できたスニーカー!


出典:でらでら
Diadora(ディアドラ)のヘリテージラインとして、特徴的な技法の一つに、ストーンウォッシュがあります。新品状態でもヴィンテージ感が強くいい意味で色あせが見られるものが魅力的です。このEQUIPEというモデルは、Diadora(ディアドラ)の中でも名作に位置づけられていて、数多くの魅力的なアイテムが存在しています。
このスニーカーも、つま先からU字の羽根と踵にスエードレザーが付いています。メインのアッパー部分はナイロンを用い、アイコンとなっている”枝分かれライン”と呼ばれるロゴのサイドはカーフレザーとなっています。履き込み口まわりにおいては、素足でも柔らかに足首に当たるソフトカーフレザーでカバーされていて、夏は素足履きも楽しめます。
タンはパンチングメッシュを使用して、高いフィット感がある場合に問題となる蒸れに対してフォローしています。グレーをメインとして、アクアブルーの挿し色やネイビーカラーをワンポイントで入れるなど、淡いグレーカラーの中でもキレが感じられます。どんなスタイルにも合わせやすく、このコーディネートのように休日のリラックススタイルにももちろんマッチしますよ。
メタル感もあるゴージャスな雰囲気のスニーカー!


出典:でらでら
こちらのスニーカーは、一見するとシルバーに見えるようなメタル感があるカラーリングが印象的です。EQUIPE STONE WASH(エキップ)というモデルであり、スエードレザーとナイロンマテリアルがいい感じでくたびれた感じになって皺や凹みなどをうまく表現できています。グレーとトルココーヒーにも例えることができるブラウン系の赤みのあるグレーの2種類で構成されていて、レッドカラーがうまくアクセントとなっています。
1975年にリリースされたランニングシューズをベースとしていて、デザイン自体も懐かしさがあります。実際にランニングシューズで培った履きやすさやクッション性をしっかりとキープしています。特に、カップ式インソールは肉厚で、クッショニングが非常に高いリムーバブルインソールを採用しています。なんと、インソールの踵部分だけでも1.5cmと厚みがあるので高めの履き心地と長時間履いていても疲れにくいものに仕上げています。
このコーディネートでは、ライトブルーのカラーリングが印象的なREPLAY(リプレイ)のデニムパンツと合わせていますが、よりスニーカーの深みがあるカラーリングが強調されています。
(REPLAYの詳しい解説はこちら)
ミリタリーアイテムにも合いそうな独特なカラーリング!


出典:でらでら
こちらは、MA-1などのミリタリー系のスタイルにもマッチさせやすい、グリーンカラー使いが印象的なスニーカーです。マテリアルには、キャンバスコットンをメインに取り入れて、ホールカットのようにアッパーとレースの一体感が楽しめます。どうしても部分的に脆弱になってしまうために、弱い部分をスエードレザーで囲ってカーフレザーでフィット感を強調する工夫をしています。
足指がさっぱりとしたライニング仕様となっていて、シューレースはメインカラーとあわせた2色、2組分が付属されていて、スタイルに応じて付け替えることで更に幅広いシーンで履くことができます。踵に厚みがあるカップ式インソールを取り入れて、Dカンを内側に向い合せている、独特な表情のレースアップ仕様にも注目です。
ランニングシューズとドライビングシューズをミックスした存在感あるスニーカーですが、このコーディネートのようにジャケパンスタイルにもピッタリ合うのが良いですね!
モノトーンで映えるド派手なカラーリングが良い!


出典:でらでら
まだまだ寒い日が続くので、モノトーン系の重めなカラーリングのアイテムをコーディネートするかと思いますが、その中で明るさを取り入れているのがこのコーディネート例です。TRIDENT(トライデント)と呼ばれるモデルであり、ホワイトをくすませたグレー系のカラーリングをベースとして、オリーブグリーンとイエローをミックスしていて、春夏らしい涼しげな印象がありますね。
ミドルソールの厚みがあり、ローカットでありながらも存在感が抜群です。非常にグリップ力が強いラバーソールと、クッション性が高いインソールとアウトソールによって、履き心地が非常に快適です。更に、ミドルソールではEVA素材を使用しており、軽量ながら弾力性に非常に優れた履き心地を楽しめます。
ワークブーツを連想させる、幅広のグレーカラーで仕上げた特別なトラ紐になっており、このコーディネートのようなモノトーンでまとめたスタイルにうまくアクセントを付けることに成功しています。
逆パターン!?スポーティースタイルに渋みをもたせる


出典:でらでら
このコーディネートでは、アウターにPierre-Louis Mascia(ピエール・ルイ・マシア)のジップパーカーを取り入れて、スポーティーなスタイルにまとめています。そこに、逆に渋みを強調するかのようにN9000(ニュートラ)と呼ばれるモデルを取り入れています。N9000(ニュートラ)とは、1990年代に生まれたDiadora(ディアドラ)のランニングシューズであり、最高峰モデルとして有名であったものを復刻した形となります。
(Pierre-Louis Masciaの詳しい解説はこちら)
ナイロンが持つスポーティーさがあり、更にパンチングメッシュで爽快さもプラスしたコンビ素材を用いたデザインが印象的です。表のパンチングに加えて、インライニング側にもレザ-を一部くり抜いて、キャンバスコットンを合わせることで薄手なスニーカーフォルムとなっています。秋冬に流行したスモーキーカラーによって、独特な存在感もあります。
一見派手なアウターですが、このスニーカーの渋みもあってうまくコーディネートを成立させていますね。
最後に
いかがでしたでしょうか?今回紹介したのは、Diadora(ディアドラ)のスニーカーの中のほんの一部であり、まだまだ個性的なアイテムが多く存在しています。どのアイテムも、カラーリングだけでなく履きやすさも兼ね備えているので、一度履くとその魅力にとりつかれること間違いなしですよ!