
改めて考えてみると、なぜ洋服っていうのかって実に不思議ですよね。逆に考えて和服の場合は、着物を代表としたものがありますが、洋服の場合は比較的カジュアルな印象があります。もちろん、洋服の中にもフォーマルで大人っぽいアイテムも多いのですが、その中で特にロングコートは洋服の中でもドレッシーさが際立つアイテムです。
洋服の中には日本人に向けてデザインされたアイテムも多いのですが、西洋生まれであることに違いなく、大抵は欧米人に向いたスタイルのものが多く、ロングコートというのはまさに西洋生まれのアイテムらしい存在です。特に英国のイメージが未だにありますが、最近では人気も高く、多くのファッション情報に出てきています。
ただ、その場合でも日本人モデルが着ている場合が多いですし、意外と海外の一般の方の着こなしというのも参考になります。そこで今回は、海外スナップから見るロングコートスタイルから、ファッションのいろはを学んでいきます!
海外スナップは情報の宝庫!ロングコートスタイルを学ぼう
ライトブラウンのステンカラーコートをメインとしたコーディネート!
最初に紹介するのは、ライトブランで明るめのイメージがあるステンカラーコートをメインに据えたアイテムです。ボタンを留めて着用しているのですが、裾に向かって若干ワイドに広がるようなデザインが印象的です。まるでマントのようなラグジュアリー感がありますが、あくまでもさり気なく広がっているので、コーディネートもさほど難しくありません。
襟が大きめなデザインとなっていて、袖口が若干大きめであるのも印象的です。大きめなサイズのアウターに対して、ボトムスに着用しているデニムパンツは細身で足を綺麗に見せているのが良いですね。また、カラーリングも深いインディゴカラーであり、冬向けのダークトーンをうまく演出しています。更に、そこにブラウンのカントリーブーツを履いてブーツインすることで、足元がよりおしゃれに見せるように工夫しています。
この例では地面にバッグを置いていますが、このバッグはどこかミリタリーテイストを感じさせるものとなっています。ちょっとしたアクセントに最適なバッグですね。
全身ダークトーンでもどこかスポーティーに!
このコーディネートでは、スニーカーはホワイトですが、それ以外はブラックやネイビーを中心としたダークトーンなアイテムで統一しています。アウターには厚手に見えるチェスターコートを着ていますが、ネイビーながらかなりブラックに近いカラーリングとなっていて、落ち着いた印象を与えます膝丈よりちょっと短めのサイズ感も絶妙ですよね。
そのインナーには、ブラックのシャツを着ています。ブラックのシャツはかなり着こなしが難しく、普段はあまり着るシーンがないのですが、このような全身ダークトーンで統一するスタイルで着込むと、うまく雰囲気に馴染みますね。ボトムスには、スリムなデニムパンツをチョイスしていますが、あえてチェスターコートを羽織るように着ているので、よりスタイリッシュさが増して見えますね。
これだけでは重すぎてしまうので、adidasの黒ニットキャップやホワイトのスニーカーをコーディネートすることで、スポーティーさを取り入れて軽さをアピールしてバランスを取っています。
これは斬新!チェスターコートとデニムジャケットのコンビネーション!
このコーディネートは、まず日本では見られないような斬新なコンビネーションです!アウターにはライトブラウンで適度な明るさも感じさせる、チェスターコートをチョイスしています。Iラインをきれいに出すシルエットで、ボタンを止めてもある程度余裕があるサイズ感なので、インナーに多少着込んでも問題ないものとなっています。
普通、このインナーにはジャケットなどが定番ですが、なんとデニムジャケットを着ているのです!襟の立て方などがとてもかっこよく、日本人ではなかなか真似できませんね。ボタンも第一ボタンと一番下のボタンを外して、独特のシルエットを出しているのも良いですね。そのデニムシャツの下には、タートルネックニットをチョイスして、独特な首周りのフォルムを演出しています。
ボトムスには、多少ダボッとしたサイズ感のパンツとなっていて、様々なスタイルを上手く融合させた、オリジナリティあふれるコーディネートを楽しんでいますね。胸にさり気なく挿しているメガネもイケてます!
シンプルながらも効果てきめん!ロングコートとタートルネックの組み合わせ
欧米人の場合、手足が長いですし、首も長いですよね。首が長い人がタートルネックを着ると、よりドレッシーでかっこよく見えるものです。その典型例として、このコーディネート例があります。ただタートルネックを着ているだけなのに、これだけモデルのような雰囲気を出すのですから驚きです。実は、ただタートルネックを着ているだけでなく、ロングコートと合わせているので余計にカッコよさが際立つのです。
こちらのコートは、ブラックカラーで膝丈まであるサイズとなっています。コートと言うよりはガウンに近い質感で、肩もパッドが入っていないようでラルンとしたデザインですが、だらしなさはなく全体的に柔らかい印象を与えていますね。そこに少しカラーリングが異なるタートルネックを合わせることで、お互いの良さを活かしてスタイリッシュさをアピールしています。
ボトムスには、ロールアップしたスラックスを履いて、そこにリーボックのクラシックレザーが印象的なスニーカーを合わせて、ちょっとしたアクセントとなっています。
ビジネスシーンでも取り入れたい!できる男感満載のチェスターコート
この例を見ていると、いかにも仕事ができる男!という雰囲気を感じさせるコーディネートとなっています。それを強くアピールする要素として、このネイビーチェスターコートがあります。薄手でしかも細身、若干短めのサイズ感が特徴的で、全くと言っていいほど無駄がなくシェイプアップされたアスリートのような趣があります。
もちろん、インナーにも着ぶくれしないように細身のアイテムを選んではいますが、なかなかこれだけドレッシーなコートも珍しいですね。それをより際だたせるように、インナーにはライトグレーテーラードジャケットを選んで、カラーバランスをとっています。また、グレーストライプスラックスを履いて、ネオクラシックな雰囲気もうまく演出しています。
コートの胸にはポケットチーフを挿したり、サングラスをかけるなどオフシーンでも使えるコーディネートとしておすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか?一般人のスナップを紹介してきましたが、やはり日本人ではなかなか行わない独特なロングコートの着こなしも見られますね。文化の違いもあるかもしれませんが、良いところはうまく取り入れて、コートスタイルを極めましょう!