
出典:L’Exception
FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)と聞くと、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?当コラムをご覧の方ならすでにお馴染みのブランドであり、マリンテイスト溢れるカットソーが特に人気ですよね。1927年にフランス北西部ブルターニュの港町であるQUIMPERで創業して、およそ一世紀に渡り地元に根付いた活動を続け、頑なにMADE IN FRANCEを続けるマリンブランドとして有名です。
イメージ的には夏のリゾート地で映えるようなカットソーが多いのですが、実は冬のインナーとしても映えるものも多く提供しています。厚手で冬の寒さにも耐えれるものが多いのと、どうしても重くなりがちなカラーリングにうまく明るい要素を入れることができるので、冬こそぜひFILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)のアイテムに触手を伸ばしてほしいものです。
今回は、FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)の冬にもおすすめできるアイテムを厳選して紹介します。
冬こそぜひ着てほしい!FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)のアイテムを紹介
これ一枚でも十分通用する存在感があるアイテム!

出典:でらでら
FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)においては、比較的シンプルに感じるのがこのニットです。というのも、やはりボーダー系のカットソーをすぐに連想するので、無地と聞くと落ち着きがある印象がありますが、実際にはとても存在感があってこれ一枚で着用しても十分様になるものとなっています。まず、鮮やかなキャメルカラーという点がかっこよいですよね。
ボートネックを採用しているのですが、首回りがどうしても伸びやすく破れやすいのが難点です。ただ、FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)のボートネックは、伸び止めの補強を目的として二重に縫製されていて、伸びにくくなっています。よって、いつまでもこの美しいフォルムをキープすることができるのです。経年変化が楽しめるニットクロスを使用しており、まるでレザーアイテムのように年々違う表情を見せるようなユニークさも兼ね備えています。
このコーディネートでは、アウターにコートを羽織っていますが、シューズやソックスなどに派手目なカラーリングを入れて明る印象を与えるファッションを実践していますね。
ワインカラーで大人っぽさをアピール!



出典:でらでら
こちらは、FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)らしいボーダーをうまく取り入れたアイテムとなっています。その中で、注目したいのがカラーリングであり、ベージュにオリーブのラインで優しさを感じられます。更に、ワンポイントでワインカラーを取り入れていて、ボーダーのカジュアルさも残しつつ、上品さを強調したものに仕上がっています。
大定番のLAMANEUR(ロマネ)というモデルなのですが、実は2018年秋冬モデルでは袖のラインを変化させています。どうしても単調になりがちなボーダーに対して、アクセントを加えてより進化したイメージがありますね。裾、袖口についても袖のラインと同色として、統一感をもたせている点にも注目です。
このコーディネートでは、ASPESI(アスペジ)のM-65ミリタリー中綿ジャケットのインナーに着用しています。一見すると薄手で寒そうに見えますが、保温性が高くこのスタイルでも冬場の寒いシーンでも問題なく対応が可能です。
(ASPESIの詳しい解説はこちら)
ウールセーターでもマリンなイメージを感じる!

出典:でらでら
このアイテムはGUETTEUR (ガター)というモデル名が付けられています。ガターとはウォッチャーや監視役という意味があり、海水浴の監視員のようなイメージの方を指します。よって、一見するとマリンテイストからかけ離れているアイテムでありながら、様々な点でFILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)らしさを感じることができます。
FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)の代名詞と言っても過言ではないボートネックとは違う、ぽっこりとクルーネック部のリブが盛り上がったデザインとなっています。また、袖・裾のリブが幅広となっていて、ミニマルフィットなスリムセーターに仕上がっています。ウール100%ですので抜群の暖かさを確保しながら、柔らかさがあって着用すると徐々に体に馴染んでくるのが良いですね。優しい印象のある杢メランジグレーカラーを採用して、様々なアイテムと相性の良さを示します。
このコーディネートでは、TATRAS(タトラス)の似たようなカラーリングのダウンジャケットをチョイスして、落ち着いた雰囲気を演出しています。どこかリラックスした感じがありますが、決して手を抜いているわけではなく見れば見るほど深みがあるファッションとなっています。
(TATRASの詳しい解説はこちら)
濃い配色でまた違った魅力がある!

出典:BEAMS
このアイテムは、いい意味でFILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)らしからぬ重厚なカラーリングを採用しています。BEAMS LIGHTSとのコラボレーションから生まれていて、モデルBRESTをベースとして、カラーリング、素材、形に関してすべて別注をかけています。やや細身のスッキリとしたシルエットはそのままに、保温性が高いウール100%生地を使用していて、今の時期にぴったりなアイテムです。
首元をスッキリと見せるボートネック型の首元は別注になっても残されているということは、やはりこのデザインはFILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)にとっては欠かせないポイントです!全体的にスリムなデザインでスタイリッシュに見せることができますが、伸縮性が高いので見た目以上に着やすくリラックスした着心地を確保可能です。
このコーディネートでは、BEAMS LIGHTSの大人っぽさ前回のラムレザーで仕立てたライダースジャケットと合わせて、大人っぽさ全開なスタイルとなっていますね。
優しいベージュのカラーリングが冬に映える!

出典:でらでら
このバスクシャツは、ベージュのカラーリングが全体的に重めのカラーリングを用いている中でとても映えていますよね。ニットソーと呼ばれる、まるでカットソーのようなニットアイテムに仕上がっており、厚手のアウターのインナーに着用しやすいようにあえて薄手で仕立てています。ヴィンテージリブクロス仕上げでニットソーの雰囲気をより強調しているのが良いですね。
目が細かいニッティングで仕立てていて、厚手でありつつも柔らかく、着心地が増すことができます。ALPIN(アルパン)の厚手のジャケットとの相性がよく、更にJACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)のスリムテーパードジーンズによりスタイリッシュさを増してとてもおしゃれですよね。
(JACOB COHENの詳しい解説はこちら)
最後に
いかがでしたでしょうか?FILEUSE D’ARVOR (フィールズダルボー)のアイテムは、どれもインナーとしても使えますし、それ一枚でも高い存在感を示します。冬の思いカラーリングのアイテムが多い中で、アクセントとなるアイテムが多いのも良いですね!