
出典:The Idle Man
寒い時に愛用したいアイテムに、ジャケットがあります。アウターとしておしゃれさを引き立てるだけでなく、その保温性の高さにも注目が集まっています。普段ジャケットを着ていない方が着用すると、それだけでぐっと大人っぽさが強調されるのも特徴です!着ている側も、気分的に引き締まる思いがある不思議なアイテムでもあります。
ただ、逆にそのフォーマルさが故に、どこか堅苦しさを感じて選択肢から外すという方が多いのも事実です。ジャケパンスタイルで適度にカジュアルダウンさせるという方法もありますが、しっかりとコーディネートを考えて着る必要があります。その中で、ジャケットの中でもカジュアルな位置づけとなるコーチジャケットが今シーズンのトレンドアイテムになっています。
では、コーチジャケットとは一体どんなアイテムのことを言うのでしょうか?また、どんなコーディネートができるものなのでしょうか?今回は、ジャケットなのにジャケットっぽくない、コーチジャケットの魅力について解説します。
新しいジャケットのスタイル?コーチジャケットに注目しよう
コーチジャケットとは一体どんなアイテム?

出典:The Idle Man
まずはじめに、あまり聞き慣れないコーチジャケットとはどんなアイテムであるかについて解説します。コーチジャケットとは、ナイロンで出来たジャケットのことを指します。アメカジファッションで愛用されている事が多いアイテムで、ブルゾンにも位置づけられています。ナイロン素材がメインでありますが、その中でもナイロン・タフタと呼ばれる、ナイロン糸を使い、タフタのような平織りで仕上げた生地を使用しているケースが多いです。
デザイン的な特徴としては、襟がついていてジャケットに近いスタイルでの着こなしが可能となっています。また、袖口にゴムが付いていて様々な着用方法を実践できます。ナイロン・タフタは、レインコートや傘などでも使用されているほど、撥水性が抜群に高いので、多少の雨なら全く問題なく着こなしが可能です。
元々はスケート界で愛用されていたアイテムで、Mark Gonzales(マーク・ゴンザレス)というカリスマスケーターがデザインしたコーチジャケットは絶大な人気を誇っています。昨今のスポーツミックススタイルの流行により、俄然注目が集まっているのです。
モードさを感じられるコーチジャケット!

出典:wjk
コーチジャケットは、ベースとしてナイロンで出来ているので、カジュアル寄りなアイテムが多いのが特徴です。その中で、このコーチジャケットは、モードな雰囲気を大切にした秀逸なデザイン性が魅力的です。丈をセミロングにすることで、コートのような格式を感じさせますし、絶妙な着丈にデザインされている点に注目です。
Wjkのアイテムなのですが、衿に入れたワイヤーにより動きのある表情を作れる点が魅力的です。カジュアルに着こなしたい時には、スタンドカラーにしたりできるので、オンとオフで使い分けが可能となっています。中綿にはシンサレートを採用しているので、軽さと保温性の両方を確保することに成功しています。
ナイロン系のアイテムの場合、ジップに噛み込んだりジップ自体がチープで壊れやすいというケースがあるのですが、ジップは最高品質のYKKexcellaを採用しているので、壊れにくく見た目もかっこいいですよ!薄めのインナーにこのコーチジャケットをさらっと合わせるだけでも、おしゃれに見せることができます。
アート感も感じられるコーチジャケット!

出典:zozo
コーチジャケットの特徴のひとつに、ロゴが入ったデザインがあります。スケーターやスノーボードシーンで愛されているアイテムだけあって、メッセージ性の高いロゴやデザインがあしらわれている事が多いのですが、このKAZUYUKI KUMAGAI(カズユキクマガイ)のコーチジャケットはアーティスティックなバックプリントが印象的です。
素材には高密度タフタ地を採用していることで、保温性の高さが抜群です。更には、形状記憶性の高い素材ですので、型くずれしにくいのが特徴です。ワイヤーによって調整できるアイテムも多い中で、素材選びにこだわった結果、この形状記憶性を確保することができるのです!KAZUYUKI KUMAGAI(カズユキクマガイ)というブランドのノウハウが全て詰まったアイテムであるとも言えます。
着丈は短めにデザインされていて、腕にポケットを付けるなどミリタリージャケットのようなイメージもありますね。内側にはモダンなデザインがあしらわれているのも特徴で、ちらっと見せておしゃれさをアピールするのも良いですね。
よりスポーティーさをアピールするならChampion(チャンピオン)がオススメ!

出典:Champion
コーチジャケットの中でも、スポーティーさを強調したいならスポーツブランドのアイテムを選ぶのがおすすめです。最近のスポーツブランドの進化はめざましいものがあり、ファッションブランドにも匹敵するものがありますが、特にChampion(チャンピオン)のアイテムがおすすめです。コーチジャケットは元々はアメカジで流行していたこともあり、Champion(チャンピオン)でも多く手がけています。
このコーチジャケットは、1970年代に数多く見られたラグラン仕様のものとなっています。ただ、古臭さは感じさせず、ファッションアイテムとしても秀逸です。アメリカ製らしく、しっかりした作りとなっているので、ヘビーローテーションしても問題ありません。裏地にはフランネルを使用して、蒸れずに快適に着こなすことができる点も魅力的です。
このコーディネートでは、ブラウン系の落ち着いたコーチジャケットにホワイトのトレーナーをチョイスして、リラックススタイルを実践しています。着丈も適度であり、休日スタイルで是非着てみたいですね。
派手な色合いでもシックにキメる!

出典:wear
秋冬は少しもの寂しい色合いのファッションが多い中で、ちょっとカラー的に攻めたアイテムでかっこよくコーデするのも良いですよね。そんな時にチャレンジしてみたいのが、LIDnMのキャメルカラーのコーチジャケットです。ポリエステルをベースに使用しているのですが、糸の段階で空気圧を加えることで糸に膨らみを持たて加工しています。これにより、コットンのような肌触りを確保しています。更に、T400というストレッチ性のあるポリエステル糸を使用して、よりリラックスした着こなしが可能です。
ドロップショルダーを採用して、少し着崩したスタイルでコーデも可能です。そんな中で、オーバーサイズになりすぎないように微妙にデザインを調整しているのも特徴です。インナーとのレイヤードも意識して、袖口にゴム素材を入れていない点にも、強いこだわりを感じます。
このコーディネートでは、インナーにパーカーをコーデしてレイヤード感を楽しんでいます。また、ボトムスにはスリムなパンツとレザーシューズをチョイスして、シックに決め込んだスタイルの中で、このコーチジャケットが絶妙なアクセントとなっています。
最後に
いかがでしたでしょうか?コーチジャケットの魅力は、ナイロン素材を使用していることによるリラックスした着こなしが可能な点です。ナイロンなので、独特の擦れるサウンドを楽しむことができるのも良いですね。スポーティーな着こなしをするのも良いですし、シックなデザインのものでカチッと決めたコーデをしてもかっこいいですよ。