実はスーツにもお国柄があるんです!貴方が好きなスーツスタイルは英国式?米国式?伊式?

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日本人が常識にしていることが、世界では通用しない事って実は多いですよね。日本人は電車待ちでも当たり前のように列を作って順番に並びますが、中国などは列を無視することなんて日常茶飯事です。これは、マナーだけの話ではなく、ファッションでも同様にお国柄ってどうしても発生するものです。

意外なところとして、スーツにもお国柄が色濃く反映されます。英国紳士が着用するスーツはすぐに想像できますが、他の国でもその特徴が透けて見えます。ただスーツを選べば良いや!と考えている人もいるかもしれませんが、自身の考えるスタイルとスーツの持つスタイルが合致しないと、アンマッチなコーディネートとなってしまうのです。では、具体的にお国柄でどの程度スーツのスタイルが変化するものなのでしょうか?

今回は、メジャーなスーツ生産国のスーツスタイルについて解説していきます。この記事をよく読んで、間違えないスーツ選びを実践してほしいものです。

スーツにもお国柄を反映!国別のスーツスタイルを徹底解説!

イギリスは質実剛健なスーツが多い!

イギリスは質実剛健なスーツが多い!

出典:HedFord

今でも世界のファッションシーンをリードしているイギリスですが、昔は今以上に世界のファッションの中心地となっていました。今のスーツのルーツもイギリス発祥と言われています。元々は特権階級の貴族たちが仲間同士で着用していたものがルーツとなっていました。当時は、今で言うスポーツチームのユニフォームと同じような位置付けで、お互いの仲間意識を強くするために着用されていたと言われています。

そんなイギリスのスーツは、質実剛健という言葉がピッタリなスーツが多いです。必要以上に着飾ったものではなく、シンプルで癖のないデザイン性が特徴です。その中で、ドレープスーツを代表として胸の厚みを強調して、男らしさを意識したデザインを採用するのが特徴です。あくまでも、着用する人を第一優先に考え、それを邪魔しない程度に着飾るのがブリティッシュスーツの最大の特徴なのです。

カラーリング的にも、派手なカラーリングは皆無です。また、基本はオーダーメイドで製造し、より個人に合うようにデザインされています。


イタリアンスーツはセクシーさを重視!

イタリア人と聞くと、一言で「チャラい」と言い表せますよね。これは、軽いという印象ではなく、自由にファッションを楽しんでいるという印象が強いのが特徴です。スーツにおいても、イタリアンスーツはセクシーさを重視して、見栄えの良いスーツが多くなっています。スーツのルーツはイギリスにありますが、ファッションアイテムとして定着させたのはイタリアであると言われています。

イタリアンスーツの特徴として、時代の流れに応じて変化している点があります。コロコロ変わると聞くと印象はよくありませんが、イタリアの場合はトレンドを常に意識して、進化しているというイメージです。その中でも、イタリアクラシコと呼ばれるスタイルが大人気です。昔ながらのスタイルを継承しつつも、よりボディラインが出やすいデザインに変化させたり、ボタンやポケットの配置に遊び心を入れるスーツが多くなっています。

イタリアファッション界の2大都市としてミラノとナポリがあります。ミラノはプレタポルテと呼ばれる既製品のスーツがメインで、ナポリはオーダーメイドが基本となります。都市でもスタイルが若干異なるのも、イタリアの特徴です。

フランスのスーツは控えめな美しさを感じる!

フランスのスーツは控えめな美しさを感じる!

出典:most stylish

イタリアと同じラテン系の国フランスですが、同じラテン系でも若干スーツのスタイルが異なっています。イタリアはセクシーさを全面に押し出すのに対し、フランスは控えめな美しさを追求するスーツが多いのが特徴です。ただ、これと言った特徴的な違いはなく、あくまでも各パーツにこだわりの材質を使用する程度なのです。

唯一、フィッシュマウスと呼ばれる、ジャケットの上衿・下衿の外側ラインをエッジを効かせてデザインしたものを採用しています。また、ウエストのシェイプ位置を高くすることで、脚長に見せることができるスーツも多いです。フランス人は非常にスタイルの良い人が多いのですが、更に良く見せようとしているのが、フランスのスーツから見てとれます。

エレガント感を重視して、それでいて見た目でもスタイリッシュさを失わないスーツがフランスらしいですね。脚長効果が期待できることもあって、日本人にも人気のスーツが多いのも特徴として挙げられます。

アメリカは合理主義!スーツも機能的制服美を求める

アメリカは合理主義!スーツも機能的制服美を求める

出典:Salon

アメリカとイギリスは、実に深い関係性があります。昔から多くの文化がイギリスからアメリカにもたらされています。スーツにおいても、ブリティッシュスーツがアメリカへ持ち込まれています。ただ、アメリカの中で独自な進化を遂げて、今に至っています。アメリカは人種のるつぼと呼ばれていて、体型も人種によって様々です。それもあり、ウエストの絞りが甘めにして大衆向けの誰でも着ることができるスーツのデザインが多いのです。合理主義な一面が垣間見えますね。

アメリカのスーツの特徴としては、既製品をベースとしてライフスタイルにマッチしたデザインを採用しています。特に、音楽やビジネスのトレンドを入れたスーツを仕立てるのが一般的です。あまり型にはめることをせず、自由にアレンジして進化を遂げてきました。大衆向けのスーツが多いので、少しダボつかせて着こなすのが、アメリカ人のスーツスタイルです。

ブリティッシュスーツとは違う点として、他にもカラーリングで個性を演出するのが特徴です。自己アピールが上手いアメリカ人ですので、スーツにもそれが反映されているのです。


軍服からスーツに転換?日本にはこれと言った特徴がない

軍服からスーツに転換?日本にはこれと言った特徴がない

出典:sizebook

日本が起点となったファッショントレンドって、ぱっと思いつきませんよね。残念ながら、日本では海外でトレンドとなったものが入ってきて、あくまでもそれがマイナーチェンジしたに過ぎないのです。日本のスーツのルーツとなっているのは、戦争時に着用していた軍服です。第二次世界大戦が幕を閉じて、不要となった軍服を作業着としてアレンジしていたのですが、それがスーツと同じ位置付けになっていったのです。

日本では、スーツではなく背広という言い方をしますが、これはロンドンの中心部にある「サヴィルロウ」が訛ってセビロになったと言われています。日本におけるスーツは、スマートなラインなものが多いのですが、販売形態としては既製品スーツがメインです。かつて、バブル期にはオーダーメイドスーツが爆発的なブームを迎えましたが、今ではオーダーメイド=高級スーツと言うイメージがあります。

日本のスーツは、他の日本製品同様に高品質なものが多いのが特徴です。また、安定して大量生産することで、価格的にもリーズナブルなものが多くなっています。この点は、世界的にも高く評価されています。

最後に

いかがでしたでしょうか?世界各国で、スーツのトレンドがこれだけ違うというのには驚きですよね。また、国民性が色濃く出ているのも特徴で、イタリアンスーツま正しくイタリア人のイメージそのものですよね!残念ながら日本にはこれと言った特徴がないのですが、今後はジャパニーズスタンダードが生まれる事を期待したいですね。

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