知れば知るほど奥深い!機械式腕時計の正確さ・繊細さを支えるクオリティの高い基本機能をご紹介!

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技術の進歩が進む中で、今までは考えられなかったようなものが実現しつつありますよね。例えば、自動車の世界では自動運転技術が徐々に芽生えてきており、近い将来の実用化に向けて日々進化しています。他でも、特にテクノロジーの世界で多くの技術革新が見られます!確かに最新のものには凄みを感じますが、実は身近に使用している腕時計にも高い技術力を感じます!

特に、機械式腕時計の正確さには驚かされるばかりです。技術的には100年以上も前に確立されたものがマイナーチェンジしたに過ぎないのですが、今でも惚れ惚れするようなものを感じます。その分だけ、腕時計でありながらも自動車が購入できるような金額で販売されているものもありますが、私たちが身近に使用している腕時計にも、その技術がつぎ込まれています。

そこで今回は、知れば知るほど惚れ惚れする、機械式腕時計の基本機能について紹介します。スマホ時代に突入し腕時計離れが続いていますが、この記事を読めば必ずや腕時計が欲しくなることでしょう!

革新的な技術が多い!機械式腕時計の基本機能を紹介

あるととても便利!クロノグラフ

あるととても便利!クロノグラフ

出典:HAUTE TIME

機械式腕時計を使っていく中で、あるととても便利な機能としてストップウォッチ機能があります。今ではすマートフォンでもストップウォッチ機能が付いていますが、腕時計にストップウォッチが実装されたのは1816年にまで遡ります。フランスのルイ・モネが開発した毎時216,000振動のハイビート天体観測用クロノグラフが起源となっています。

腕時計の側面にボタンが付いていて、そのボタンを押すことでスタートとストップを動作できます。ボタンが押されると、輪列機構で秒針を回す役割を担う4番車と、ムーブメント中央にあるクロノグラフホイールを繋いだり離したりするクラッチが動作します。クラッチと言えば、自動車でも聞き慣れたパーツですが、正しく同じような機能を果たしているのです。

この腕時計のように、割合大きめな突起状のボタンで操作しますが、デザイン的にも秀逸ですよね。非常に正確な時間を刻むので、より緻密なタイムを測定するのにも持って来いな機能です。

これでカレンダーいらず?永久カレンダー

これでカレンダーいらず?永久カレンダー

出典:HODINKEE

腕時計にも、かつては三種の神器的な花形とも呼べる機能が存在しました。その中の一つとして、永久カレンダーがありました。永久カレンダーとは、一度カレンダーの日付をセットすれば、止まらない限りは永遠に調整が不要なカレンダーの事を言います。カレンダー機能の付いた腕時計は数多くありますが、実際には31日刻みとなっているので、30日しか無い月があると月初めに必ずカレンダーにずれが発生します。

永久カレンダーの場合は、日だけでなく月や年という概念を持たせ、完璧なカレンダーを実現しているのです。並大抵な腕時計では、このような難しい処理をすることは出来ず、今でも実装された腕時計は高級なのです。なんと、1,000万円クラスの腕時計もあるのです!機能的に難しいという側面もありますが、徐々に技術革新によって割合安価に作る事ができるようになりました。

その先駆けとなったのが、IWCのダヴィンチ パーペチュアルカレンダーです。誕生してまだ30年ちょっとですが、200万円ほどのモデルも登場しているダヴィンチ パーペチュアルカレンダーによって、以前と比べると手が届きやすくなりつつあります。これには、従来の基本ムーブメントで時計機能を持たせるのではなく、永久カレンダー部分専用のムーブメントを作る事により対応したのです。

いつまでも正確な時を刻むために必要!トゥールビヨン

いつまでも正確な時を刻むために必要!トゥールビヨン

出典:DREAM CHRONO

いくら精密な腕時計であっても、ちょっとした衝撃でダメージを負ってしまうと、機能不全に陥る可能性が高いのです!ダメージを与えないで使うのも重要ですが、如何にダメージを軽減するか?という点も重視したいですね。その点で、トゥールビヨンという機能は高級な機械式腕時計では特に欲しい機能となっています。

1800年頃に、天才時計技師と呼ばれているアブラアム・ルイ・ブレゲが開発したのが、トゥールビヨンです。ダメージと大げさに説明しましたが、腕時計は実に精密なものであり、想定していない向きで長時間置くと、重力により微妙なたわみが発生します。これにより、歯車同士の噛み合いが微妙に悪くなったり、油のヘタリが発生するのです。それを、四番車の上に、キャリッジと呼ばれるパーツを配置することで解消したのがトゥールビヨンなのです。

ダブル トゥールビヨンと呼ばれる、このカルティエのダブル ミステリー トゥールビヨンは、まるで心臓が鼓動しているかのような不思議な動作をする時計として、大人気を博しています。

機械式腕時計では必須な考え方!パワーリザーブ

機械式腕時計では、どうしても気になるものとしてゼンマイの巻き具合です。電池式の腕時計のように、常に動作する腕時計であれば全く問題ありませんが、機械式腕時計の場合は常に停止するというリスクがあるのです。特に、手巻きの腕時計の場合はどの程度ゼンマイを巻いていたかは把握できず、巻き具合を把握していないといけないのです。

そんな機械式腕時計の弱い点を補正するかのような機能として、パワーリザーブがあります。パワーリザーブは、簡単に言うとゼンマイの巻いた動力を目盛りとして確認できる機能です。この目盛りで、どの程度時計を動作させることができるかを確認できるのです!スマートフォンで言えば、バッテリーの残量を表示していますが、アナログな機械式腕時計でもチェックできるのです。

日間のパワーリザーブを搭載し、しかも永久カレンダーをも実装した、ジャガー・ルクルトの マスター・エイトデイズ・パーペチュアル 40は、シンプルな中にも最高級な印象を与えます。高級な時計は普段使いには向かないのでは・・・と感じてしまいますが、この時計はむしろパワーリザーブも付いているのでデイリーユースで積極的に使用したいですね。

簡単な計算ならお手の物?回転計算尺

簡単な計算ならお手の物?回転計算尺

出典:Uncrate

腕時計には様々なニーズがあるもので、第2次世界大戦の時にはパイロットウォッチの需要が高まりました。単に上空で確実に時間をチェックする事も重要ですが、フライトしている時に海里を計算したり、残り距離を計算する必要もあるのです。そんな時に、いちいち紙に書いて計算なんてしていられないのです!そこで、パイロットウォッチで簡易的な計算機能が求められ、それで生まれたのが回転計算尺です。

回転計算尺では、掛け算・割り算・マイル換算・海里換算・時間単位換算などを行うことができます。しかも、回転盤を回すだけで簡単に計算することができるとあって、爆発的な人気を誇ったのです!1942年にブライトリングのクロノグラフが誕生して以降、徐々に進化していきますが、あくまでも複雑な計算は不要で、手軽に簡単に操作できるものが好まれています。

パイロットウォッチと言えばブライトリングの得意分野ですが、特に自社開発のムーブメントで唯一の手巻き式で、回転計算尺を実装しているナビタイマー コスモノート ブラックスチールは、便利すぎてもう手放すことができません!近い将来に当たり前になるであろう、宇宙旅行用に設計されている点も見逃せませんね。

最後に

いかがでしたでしょうか?他にも、機械式腕時計には様々な機能があるのですが、どれも100年以上ある腕時計の歴史の中で、少しずつ進化してきたのです。機械式腕時計と言えども、最初は完璧なものではなく試行錯誤しながら進化しているのです。その歴史を感じつつ、今後も腕時計を見につけてその歴史を感じてほしいものです。

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