機械式とクォーツ式、2種類あるけど何が違うの?オシャレな社会人なら知っておきたい腕時計の違い!

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腕時計の世界も実に奥が深いですよね!時計自体はもう1000年以上も前に誕生したものですが、アナログ時計の技術は実は昔から大きな進化はしていないものなのです。それだけ、昔から技術が確立されていて、洗練されているということが言えます。そんな腕時計の技術の中でも、様々な方式があるのをご存知でしょうか?

例えば、自動巻きと手巻きというものがありますよね。自動巻きの場合は、腕時計の中にムーブメントに内蔵されているローターがあるので、腕時計を付けている時に発生する動きで自動的にゼンマイを巻いてくれるのです。手巻きの場合は、ローターがなく自分でゼンマイを巻く必要があります。これ一つ聞いても、ローターからゼンマイを巻いてくれるなんて考えもしませんよね!

似たような技術として、機械式とクォーツ式という2つの方式があります。普段腕時計を購入する上で、自動巻きかどうかはチェックするかもしれませんが、機械式とクォーツ式まではチェックしないことが多いのではないでしょうか?実は、この方式の違いを知っているかどうかで、腕時計の選び方って大きく違ってくるものなのです!

そこで今回は、機械式とクォーツ式の違いについて徹底解説していきます。これを知っておけば、ちょっとした自慢にもなりますよ!

実は大きく違う!?機械式とクォーツ式の違いを徹底解説

機械式とはどんな方式?

機械式とはどんな方式?

出典:TESTED

まずは、機械式とはどんな方式なのかについて紹介します。一言で言えば、昔ながらのゼンマイ式で動く方式のことを言います。この方式自体は、もう1000年以上も前からある古き良き技術です!その起源をたどっていくと、966年にローマ教皇シルウェステル2世が祈りの時間を村の人に知らせるために、教会の鐘楼に自動的に鐘を鳴らす機械を設置したのですが、この時計に既に機械式が用いられていたと言われています。

その後、1500年にドイツのペーター・ヘンラインが動力ゼンマイを発明し、1510年に持ち運びのできる携帯時計が誕生して、今の腕時計へと応用されることになります。この機械式には、先に解説した自動巻きと手巻きがあります。中にローターがあって、それを手の動きで動作されることでゼンマイを自動的に巻くという発想自体が、もはや私たちの発想を超えた技術ですよね!それが昔から存在していたなんてすごいの一言です。

実際に時計の内部を見てみると、その細かな部品の組み合わせに驚かされます。一見すると無駄に見えてしまうかもしれませんが、それぞれの部品が自分の役割を果たして、初めて機械式時計として成り立つものなのです。実際に動いているところを見ていると、アート作品を見ているかのような感覚すら感じられますよ。


クォーツ式とは?

クォーツ式とは?

出典:watchtime

クォーツ式とは、電池と電子回路で時計を制御する方式です。電池はボタン電池を採用していて、本当に電池がこの時計の中に埋まっているの?と疑いたくなるほど、デザイン的には影響を与えていません。もう少し専門的に開設すると、水晶は圧電体の一種であり、交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動することを応用して、通常は32,768Hzで振動する水晶振動子を用いて、それを動力とする方式となります。

クォーツ式の歴史も古く、1880年にクォーツの圧電効果をジャック・キュリーとピエール・キュリーによって発見されたことが起源となります。その後、1921年に最初のクォーツ水晶振動子が開発され、1923年に時間測定に応用する技術が確立しました。日本でも1932年にRカット式水晶振動子が開発され、セイコーが中心となって日本独自の技術が育まれていくことになります。

現在では、腕時計だけでなく、目覚まし時計やキッチンタイマーなどで主に応用されています。

機械式のメリット・デメリットは?

機械式のメリット・デメリットは?

出典:Gevril Group

機械式のメリットは、電池交換の必要がない点があります。クォーツ式の場合、電池を交換しなければならないのですが、実際に交換するとなると自分では交換は困難で、時計屋さんに交換をお願いしなければなりません。電池自体はリーズナブルですが、交換手数料としてそれなりの費用が発生します。その点、機械式の場合はゼンマイを巻くだけで良いので、費用は発生しません。特に、自動巻きの場合は付けていればいいので、なおさら良いですよね!

また、ゼンマイ式の独特な刻む音が心地よく感じます!それぞれのギアが奏でるサウンドを聞くために、機械式を選択する人が多いのです。更には、定期的なオーバーホールを行うだけで、数十年使い続けることができるのも、魅力的です。オーバーホールとは、部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行うことを意味します。ただ、機械式にもデメリットがあり、磁気帯びという問題が生じます。ゼンマイの解ける速度の制御装置としてテンプという部品があるのですが、そのテンプが磁気によって微妙に変化して、時計の精度にも影響を与えてしまうのです。

他にも、繊細で衝撃に弱い点がウィークポイントとなります。それもあり、定期的なオーバーホールが必要になりますが、その費用が結構高いが難点となっています。

クォーツ式のメリット・デメリットは?

クォーツ式のメリット・デメリットは?

出典:A BLOG TO WATCH

クォーツ式のメリットとしては、電池式により電池が持つ限りは何もせず動作させることができる点です。他には、高い精度と対ショック性能である点があります。機械式のように細かな部品の組み合わせではなく、電子基板とICで構成されているので、磁気帯びの問題もありませんし、非常に高い精度を誇っているのです。また、電子回路自体が非常に安価に開発できるので、時計の価格自体が安いのも特徴です。クォーツ式の登場で、機械式で名を馳せたブランドが一気に業績悪化したというのは、有名な話です。

クォーツ式のデメリットは、耐久年数が低い点があります。衝撃には強いのですが、電子回路自体の耐久性が低く、十年程度で寿命を迎えてしまいます。もちろん基盤自体の交換も可能ですが、機械式と比較してどうしても見劣ってしまいます。また、機械式がアナログだとすれば、クォーツ式はデジタルに位置するので、昔ながらの時計好きからすれば、あまり面白みを感じないという点があります。確かに、機械式のあの芸術的な部品構成を見た後に、クォーツ式のあまりのシンプルな構成を見ると、面白みは感じませんよね。


機械式とクォーツ式のおすすめ腕時計は?

世界に名だたるロレックスやタグホイヤーなどの超高級ブランドのモデルは、ほとんどが機械式を採用しています。これは、昔から育んできた技術の粋を結集してできている時計であり、たやすくクォーツ式を採用するわけにはいかないのです!また、機械式のあの芸術性やサウンドがあって、ブランド力を誇っている点もありますよね。他にも、ストップウォッチ機能がついた腕時計の場合は、動力としてゼンマイが最適ということもあり、機械式を採用しています。

クォーツ式でも、高級ブランドが採用しているモデルがあります。その中でも、昔からクォーツ式に力を注いでいるセイコーの高級モデルにも、クォーツ式が採用されています。特に、グランドセイコーにも実装されている点からも、大事にしていることがうかがえます。他にも、オメガやタグホイヤーの一部モデルで使用されています。

使用するシーンや目的に応じて、どの方式を採用するかを決めると良いでしょう!

最後に

いかがでしたでしょうか?機械式とクォーツ式は、実は大きく違うものであるということがご理解いただけたかと思います。どうしてもデザイン性に目が行きがちですが、内部の方式をしっかりチェックして時計選びすると、よりニーズにマッチしたものを見つけることができるはずです。是非注目して腕時計選びしてみてほしいですね。

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