
ネクタイは人を大人に見せる!そんな印象を持っている人が多いのではないでしょうか?男性の場合、初めてネクタイをするのは学生の時と言うケースが多いのですが、ネクタイを締めただけでどこか大人の一歩を歩んだ印象を受けます。また、ファッションアイテムとして重要なポディションを占めていて、コーディネートに少し取り入れるだけでよりイケてるコーデを実践できます。
ネクタイにも様々なスタイルがあるのは周知の事実ですが、ネクタイ本体だけでなくその結び方も重要です。よりボリューミーに見せたい場合は結び目が大きい結び方をしたり、ラフなスタイルにしたい場合は結び目をだらけた感じにするのも有効的です。実は、ネクタイにも結び方が実にたくさんあって、スタイルに応じて使い分けることができるバリエーションが揃っています。
そこで今回は、大人として、そして男として印象アップ間違い無しのネクタイの結び方について解説します。これを読めば、よりイケてるネクタイスタイルを実践できるはずです!
ネクタイの結び方を学ぼう!おすすめの結び方5選
シンプルで使い回しが効く!プレーンノット

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最もスタンダードで、ネクタイを結んだことがある方なら誰でも実施した経験があるのが、プレーンノットです。大剣を長めにとって、小剣周りに大剣を1周回します。その後、輪っかになった部分に大剣を通して、ギュッと結びます。最後に結び目を首元に持っていけば完成です。プレーンノットの特徴としては、何と言っても結びやすさでしょう!誰でも数回練習すれば、すぐにでも結べますよ!
そして、シャツの中でもスタンダードなレギュラーカラーとの抜群な相性のよさがあります。結び目は小さく、没個性感がありますが、例えばビジネスなどでは丁度よいのです。この画像でも、シンプルで無理していない感じのスタイルを実践できているように見えますよね。プレーンノットで注意したいのは、ゆるく結んでしまうことです。ゆるく結ぶとすぐに解けてしまい、だらけた感じが出てしまいます。
プレーンノットは、攻める必要はなくあくまでもきちっとしたスタンダードなビジネススタイルで用いましょう。これで物足りないのであれば、他の結び方を実践することをおすすめします。
プレーンノットの強化版!ダブルノット

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プレーンノットは、若干結び目に寂しさを感じるのも事実です。そこで、もう少し結び目にボリュームを持たせたスタイルとしてダブルノットがあります。その名の通り、プレーンノットを2重化したように結びます。具体的には、小剣に大剣を巻く際に、1周ではなく2周させるだけであり、プレーンノットが結ぶことができれば、簡単に応用が可能なのです。
コンパクトに結ぶ中で、よりボリュームを付けることができます。ビジネスシーンで、きっちりしたスタイルをしたいものの、密かな反抗として結び目で遊びたい!そんな時には有効な結び方ですよね。この例では、若干広めの面積を取った応用編的なダブルノットを実践しています。このように、プレーンノットよりアレンジしやすい結び方なのです。
特徴的なカラーのシャツとコーディネートしていますが、全く違和感なくネクタイをコーデできているのも、ダブルノットのおかげです。結び易さも魅力的なので、プレーンノット同様に覚えておきたい結び方の一つです。
きちっとしたいけど少し攻めたいならセミ・ウィンザーノット!

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ダブルノットでも少し物足りないと感じるのであれば、セミ・ウィンザーノットという結び方がおすすめです。正三角形に近い結び目になるので、首元によりボリュームを出すことができる結び方になります。結び方はちょっと複雑で、まずは小剣を短めにして大剣をクロスさせます。この時に、ネクタイの縫い目を目安にクロスさせるのがおすすめです。その後、大剣を後ろに持っていき、ループとなった箇所から通します。一度、この状態で大剣を小剣に一周回します。その後、プレーンノットと同じ要領で結べば完成です。
言葉で説明するのも結構難しいですし、少し慣れないと結ぶのが困難ですが、ワイドカラーのシャツにも負けない存在感ある結び目を作り出すことができます。このスタイルのように、派手目なネクタイを着用している時に、よりネクタイを強調することに成功させることができます。シャツのカラーとの相性も抜群に見えますよね!
せっかく存在感のある結び方ですので、ある程度目立つタイプのネクタイをチョイスして、セミ・ウィンザーノットでの相乗効果を期待したいですね。
あえて結び目をより小さく!スモールノット

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ネクタイをアピールするのも重要ですが、より洗練された大人をアピールする場合には、逆に結び目が小さい結び方をするのも有効的です。その代表的なものとして、スモールノットがあります。イメージ的には、ダブルノットをより小剣の細い部分で強めに巻きつけ、最後にループに通して結びます。
本当にギュッと凝縮した結び目になりますが、それが逆にインパクト的には高いのです。また、この結び方はほどけにくいという特徴もあります。しっかり結んでいたと思っても、一日中付けていると自然と首元が緩んできてしまいます。ビジネスシーンでは、だらけた首元ははっきり言って印象最悪ですので、その点でもスモールノットは有効的な結び方と言えます。
この例のように、渋みのある男性がより硬派に見えるのですが、それはスモールノットの効果もあるのです。紳士を意識するのであれば、スモールノットも視野にいれることを勧めします。
パーティーに最適!エルドリッジ・ノット

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何もネクタイはビジネスシーンだけで使用するものではありません。パーティーではネクタイ必須ですし、合コンなどでもネクタイは何かと使えます。そんな中で、複雑ですが結び目にインパクトのある結び方もしたくなります。そこでオススメな結び方として、エルドリッジ・ノットがあります。要領としてはセミ・ウィンザーノットを何重にも繰り返す感じで結んでいきます。
エルドリッジ・ノットの特徴は、まずは結び目がボリューミーになる点です。他の結び方とは比較にならないほどのボリュームで、ビジネスでは不向きですがパーティーなどでは目立つこと請け合いなのです!また、まるでクレープのように何重にも噛み付いたようなデザインが印象的です。こんな巻き方できるんだ!という感じで、合コンでも自慢できるのではないでしょうか?
エルドリッジ・ノットを行う上で、ストライブ柄のネクタイは不向きです!せっかくきれいなストライブがエルドリッジ・ノットによって相殺されてしまうためです。単色かドット系のネクタイがエルドリッジ・ノット向きとなります。
いかがでしたでしょうか?今回紹介したのはほんの一部であり、まだまだネクタイの結び方には種類があります。中には、エルドリッジ・ノット以上に複雑な結び方をするものもあるんですよ!ネクタイの結び方は、着用するシャツの種類と使用するシーンによって、使い分けていくことになります。結び方それぞれのメリットとデメリットをしっかり理解することが重要ですし、それを実践できるテクニックもしっかり磨きたいところです。