20年履きたいと思わせてくれてありがとう。 パラブーツ:シャンボード

タイトル_20151225
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お洒落は足元からとはよく言ったもので、靴にこだわる方はボトムスもトップスもアウターも、アクセサリーなど小物も気を抜かない方が多いように思います。
それは、靴をきれいに履き続けるには手間がかかるし、気を使う。それができる人。それが足元からお洒落な方なのではないかな、と。また、他の部分と違って靴だけはサイズが大きくても小さくてもだめだ部分でもありますよね。大きいと歩きにくいし、小さければ痛くて歩けない。サイズの合わない靴を履き続けると健康を害すほどその影響は体に出るものです。自分の体を支える部分ですからね、やはりその重要さは他とは格段に違いますよね。

そこで今回はオススメのシューズをご紹介していくのですが、今回ピックアップさせていただいたのは、自身でも愛用するフランスの[paraboot(パラブーツ)]。
このブランドのアイコン的存在でもある「CHAMBORD(シャンボード)」というモデルをご紹介したいと思います。

20年履きたいと思わせてくれてありがとう。[paraboot:CHAMBORD]

名だたるシューズブランドにはブランドの顔とも言える名品があるもので、この名品も[paraboot]という世界で唯一、自らのソールを製造しているレザーシューズメーカーの真髄を色濃く受け継いだモデルであります。

ここのところセレクトショップさんがこぞって取り上げている[Paraboot]というシューズブランドはご存知でしょうか?
昨今では雑誌掲載数も非常に多く、一説にはこだわり派の雑誌の筆頭でもある<BEGIN>で年間10回にわたり掲載され、歴代掲載アイテムの売上はナンバーワンらしいです。それくらい注目され、服好きの方に愛される靴。これは知っておいて損はないはずです。

さて、この[paraboot]ですが、
世界で唯一ソールを自社で作るブランドといいましたが、そこへのこだわりは半端ではないんです。独自のラバーソールはブラジルのパラ港から輸入される天然ラテックス製で、お気づきとは思いますが、これがそのままブランド名になっている!これだけでソールへの思いはご納得いただけるはず。天然ラテックスを100%使用したソールは、それぞれの靴の特性に合わせて製造方法を微妙に変えるようです。18種類以上あるソールの種類の中、柔らかさと耐久性のバランスを調整して、絶妙な履き心地を実現しています。

今回ご紹介する「CHAMBORD」はその中でも特別な「パラテックス」と呼ばれる厚さ1センチのソールで、内部に空気を閉じ込める構造を持っていることで、グリップ力とクッション性が抜群なんです。そして「RP」の文字入り!!これは創業者リシャール・ポンペェールのイニシャル。他にはない特別感を個人的には感じずにいられません。
他のソールでは代替が利かないこのこだわりは、リペアは間違いなくオリジナルソールをオススメします。

ソール

そんな、[paraboot]
もともと登山靴をスタートとしていた背景の元、作りは頑強な2つの製法で作られることが多いのですが、特にノルウェイジャンウェルト製法というタフで特有のごつさがあるいかにも登山靴の血統を受け継ぐ製法が個人的にはTHE parabootな気がして大好きです。今回の「CHAMBORD」ももちろんその代表格。ボリュームが出がちな無骨なフォルムが独特で、きれい目に履きたい人からは敬遠されるのではと思いきや、その堅実な信頼できるものつくりと独自のソールを使用したオリジナリティー溢れるparabootには、エルメスやジョンロブが別注モデルを頼んだほど。今やそこから生まれたモデルがパラブーツオリジナルとして復刻し、パラブーツの定番となっていたりします。ちなみに、エルメスが別注したといわれるモデル:「MICHAEL」は今年で70周年となっています。

ノルウェイジャンウェルト製法

このラバーソールとノルウェイジャンウェルト製法、そして油分をしっかり含んだこの靴を作るためにだけなめされるLISレザーを使ったアッパー、これらの要素が組み合わさって、愛用者たちには<<雨の日に履ける名品>>と呼ばれています。

写真の表面に浮かぶ白い粉を噴いたような部分これは油分が表面に出てきている状態で、ブラッシングすることで独特の艶感が現れてきます。もともと油分をしっかり含んだ革を使っているため、手入れも他に比べ簡単な部分もあり、タフな仕様でガシガシ履きこんでいける頼りになる靴です。

素材

でも
「いい靴なのは分かったが、何でそこまでこの「CHAMBORD」が人気を集めるのか?」
それはもちろん20年選手を目指して履いていける靴としての出来はもちろん、様々なシーンに対応する抜群の使いまわしのよさにも要因はあると思います。

A

なんと、スーツにも合うのです。ぽってりしたUチップのデザインが短丈パンツでクラシックな着こなしには絶妙にマッチします。スーツに合わせる方も昨今では増えてきているようです。

B
B-2

雨の日でもまったく気になりません。これは普段使いで強い味方となるはずです。
登山靴イメージからごつい感じを受けてしまっているかもしれませんが、履いてみるとこんなにもきれいに決まるんのです。これはONスタイルでもしっかり使えます。

C

ジャケパンのスタイリングも。昨今の裾幅の狭いテイパードのきいたシルエットにはこのボリューム感がいいバランスです。

C-2

D

こちらも人気のカラーです。
カジュアルなスタイリングにもすんなりはまり、全体に重厚感を増すスタイリングに格上げしてくれています。

D-1

デニムとの相性がいいのも使いやすい理由かもしれませんね。一見ワークブーツにも見えるようなボリューム感と丸みのあるUチップは着こなし次第でその存在を魅力的に変化させ着こなしを足元から支えてくれる気がします。

E-1
最後に

いかがでしたでしょうか?
[paraboot(パラブーツ)]の「CHAMBORD(シャンボード)」の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
流行ってるからとか、そんなことではない本物の魅力たっぷりのアイテムは、長年寄り添っていくことでさらに愛着が増し、自分自身の一つのこだわりになっていくような気がします。この「CHAMBORD」を20年後まだはいている自分がいたら、そのときは一生この靴を捨てることは出来ないと思います。履き始めてから3年たち、そろそろ1回目のリペアのタイミングかなと思う今日この頃、なかなかこの感覚も素敵ですよ。愛情があるからリペアして履き続けたい気持ちに本気でなれている自分に、この靴を買ったことに非常に満足していることを確信する瞬間です。
ではでは、お洒落は足元から、そんなシューズ選びのご参考としていただければ幸いです。

OCTETnagoya 滝本

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