冬のミリタリーアウターは定番スタイルで ~MA-1・M-65・M-51~

出典:Miletary & Mecanix

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カジュアルスタイルで流行のミリタリースタイルは、男女問わず大人気で、今や定番化しているほどの勢いですね。
そんなミリタリースタイルは、冬のコーディネートにも取り入れたいところです。

ミリタリーアウターは、カジュアルな着こなしはもちろんキレイ目スタイルのアクセントにもなり、非常に使い勝手が良く、自然と男らしさも出るので要チェックアイテムです。

例えば、デニムとの相性はもちろん抜群でスウェットパンツなどのスポーティーなアイテムともばっちりな着こなしに。

冬の季節にミリタリーアウターをうまく取り入れることができればカッコいいコーディネートが出来ますよね。

しかし、ミリタリーアウターと言ってもMA-1、M-65、M-51、N-3B、N-2BN-1、G-1、ダッフルっコート、L-2B、ピーコート、F2などかなり種類が多くどれが人気でどれを着ればよいか迷ってしまいます。
また、それぞれがどのような違いがあるかも分かりにくいものです。

そこで今回は、多数あるミリタリーアウターの中でも特に抑えて頂きたい「MA-1」「M-65」「M-51」の3つのアイテムにスポットを当てご紹介していきます。

MA-1

歴史

MA-1は初め、米国空軍および海軍に使用されていました。
初めて支給されたのは1949年から1950年にかけてのことです。
1950年以前は、第二次世界大戦終了後の1947年に陸軍航空隊が独立してアメリカ空軍となり、軍用機はプロペラ機からジェット機の変わりました。

それまで、革製や布製が多かったフライトジャケットが、ナイロン製に変わっていったのも同じ時期です。
革製のものからナイロン製のものに変化していったのは、プロペラ機からジェット機になったことで低温の中で高度な上空を飛ぶ機会が急激に増え、その環境下で衣服が汗や呼吸で湿ると水分が氷結てしまい、ジャケットとしての保温性等の機能面が失われてしまうため改良されていったと言われております。

その後、何十年にも渡って細部まで改良が施され、ナイロン製のフライトジャケットは、動きやすいデザインになり-10~+10℃の気温に対応した機能性が評価されパイロットに愛用されました。
現在では、公安警察、基地の整備要員などの、地上クルーにも支給されています。

特徴

MA-1MA-1

狭い軍用機内で様々な機材や機器にひっかからないよう、主にナイロン素材で出来ており極めてシンプルなデザインが特徴の1つです。
また、航空機のシートに座った際に、尻と腰の間に生地が挟み込まれないように後ろ身頃の丈が前身頃より短くなるようにされている点も特徴があります。

MA-1MA-1

また、MA-1の最大の特徴と言っても過言でない「リブ」です。
これらのリブはもともとウールでしたが、耐久性を考えて後にアクリル入りに改良されたそうです。

また、MA-1の流行のきっかけは、1986年のアメリカの映画「トップガン」からだと言われております。
バブル時代の80年代にMA-1のブームに火が付き、今トレンドとして再燃しており様々な素材、デザインが増えております。

コーディネート

MA-1

ブラックのMA-1は、カジュアルなスタイルだけでなく、綺麗目のスタイルにも相性は良いので着回し力は抜群のアイテムです。
ミリタリー色の強いカーキのカーゴパンツと合わせたコーディネートです。
最近だとジャストサイズだけでなくオーバーサイズでの着こなしも流行しております。
しかし、アウターのMA-1、ボトムスのカーゴパンツをジャストサイズで合わせ「Iライン」のシルエットの着こなしをする事でカジュアル色の強いMA-1もグッと大人な着こなしになります。
トレンドを抑えたいのであれば細めのパンツにオーバーサイズのMA-1を合わせ「Yライン」のシルエットを意識しましょう。

MA-1

こちらのコーディネートは、昨今人気爆発中のレザー×ナイロンコンビのレザージャケットを使用したコーディネートになっております。
レザージャケットは、ギラギラした雰囲気があるので抵抗のある方も多いのではないでしょうか?
そんなレザージャケットもタウンユースしやすいMA-1型の一着でシンプルなデザインとなっておりスマートさが引き立ちます。
また、無駄な部分をなるべくそぎ落としたデザインですので、レザージャケット特有のギラギラした印象も少なく、パンツも含め全体的にダークなトーンにまとめ統一感が増しジレを挟むことによって上品な着こなしとなります。

MA-1

真冬の季節のMA-1は、ダウン仕様で。
ダウンだとインナーは、薄手のハイゲージのニットでも十分な暖かさです。
ドレスなデニムとUチップシューズを合わせることでカジュアルなアイテムであるダウンもカジュアルダウンし過ぎる事がなく大人な着こなしになります。

M-65

歴史

第2次大戦後から朝鮮戦争時まで使用されていた、M-43やM-51の後継として1965年に誕生しました。
その間、若干のマイナーチェンジを経ていますが、誕生から30年後の90年代に入っても製造されていたミリタリージャケットです。
また、ミリタリージャケットの中で最も歴史が長く、古くから完成されたアイテムでもあります。
現在のマウンテンパーカーの原型ともされておします。

特徴

アメリカ軍によって用いられた戦闘服であり野戦用のジャケットから始まり、1965年に正式採用されたことから、一般的にM-65フィールドジャケットと呼ばれました。

M-65M-65

腰と裾に装備されたドローコードは、紐を引き締めることでサイズ調整するために生まれました。
身体の動きやすさや、防寒のために備えられたディテールですが、好みのシルエットに変化することができるのは、ファッション要素としても重宝しますよ。
また、肩の部分についている「エポレット」も特徴の1つです。
このエポレットは元々、肩を保護する目的から兵士のショルダープレートとして使われていましたが装飾的傾向になり現在では、刺繍、コード飾り、房飾り、スラッシュなど華やかなものも存在します。

M-65M-65

こちらもM-65のデザインとしても特徴的な立ち襟です。
ストラップがついて固定できるほか、フードが内蔵されています。
また、ミリタリージャケットらしい収納力の高さを思わせるのが、フロントに備え付けられえたポケットです。チェストとウエストの左右それぞれにフラップ付きのポケットがありミリタリージャケットならではの機能面も兼ね備えております。
現在では様々なモデルも発売されておりミリタリーアウターの定番として確立しておりますよ。

コーディネート

MA-1

オーバーサイズのトレンドは、そのままに長きに渡って大人気のM-65型ブルゾンは、爽やかな白パンと合わせてカーキの渋さを引き立てます。
高い保温性をもつ中綿仕様で、ダウンと同じボリュームでも軽量で暖かなアウターです。
そんなアウターには着膨れのしないすっきりとしたハイゲージのニットで合わせると大人のミリタリーコーデになりますよ。

MA-1

こちらも先ほどと同様にミリタリー色が強いカーキのM-65を仕様したコーディネートになっております。
トップスのニット、パンツはグレーでカジュアルで落ち着いた統一感を出し、男らしいM-65でワイルドなコーディネートに。
トップスのハイゲージのニットは、保温性抜群のM-65なら暖かくお過ごし頂けます。

MA-1

先ほどまでのミリタリー色の強いカーキとは違いカラーはベージュのM-65を使っております。
ミリタリー感を抑えつつ、M-65を愉しみたい方は、カーキ以外のカラーをオススメします。
ベージュの他にもブラックやネイビーなど様々なカラーも登場しておりますので自分に合った色味をチョイスし周りと差を付けてみるのも面白いと思います。

M-51

歴史

皆さんは、M-51と言う言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
M-51とは、現在のモッズコートと捉えて頂ければ馴染みがあるのではないでしょうか。

そもそもM-51は、寒冷地方での気候に対応するため開発され、防寒性の高い着脱可能な裏地や、フード部分にあしらったコヨーテファー、手袋をしていても着脱が可能な様にフロントのZIPには紐をつけていたりと高機能なアウターです。

モッズコートがファッションの世界に入ってきたのは1960年代でイギリスのロンドンの若者がファッションに取り入れたことから始まったと言われております。
スーツを着用して、ウイングチップなどのボリュームあるレザーシューズを履くスタイルが多く見られ流行していました。
せっかく仕立てをした美しいスーツを汚さないようにと、米軍払い下げのミリタリーアウターをその上に着用したのが起源の様です。
そして現在では、「モッズコート」はスタンダードなアイテムへと成長しました。

特徴

M-65M-65

裾の中央部分が割れている魚も尻尾のようなフィッシュテールは、モッズコートの特徴と言えます。
ドローコードとスナップ釦で調節が可能になっており、風などでのはためきを抑える構造になっております。

M-65M-65

寒冷地用の軍ものなのでファーの付いたフードが付いており釦でフードごと取り外せることができます。
しかし、現在のモッズコートのフードは取り外しが出来ない物も誕生しております。
また、フロントが比翼といってジップを閉めて、その上からスナップ釦でさらにジップ部分を覆い防寒性を高めております。

また、モッズコートは「1枚で様になる」アウターでもあります。
大き目のシルエットとロング丈が特徴ですね。
またフロントを上まで締めてもサマになるデザインから、インナーなどはあまり考えなくてもボトムの組み合わせだけで、ある程度オシャレに見せることが出来きる点は、魅力的ですね。
また、襟が高く口元まで届くような仕様になっているのでファーのついたボリューム感のあるフードから、首もとにボリュームが出るので、マフラーなどの小物を使わずして小顔に見せる事が出来ます。

コーディネート

MA-1

コーディネートに使用しているモッズコートは、インナーに取り外し可能なダウンジャケット付きなので春、秋、冬と3シーズンで愉しめる1着です。
オーバーサイズのモッズコートは、細目のすっきりとしたシルエットのパンツを合わせ「Yライン」を意識したコーディネートに。
カジュアルスタイルであるが、ボリューム感のあるファーがエレガントさをプラスしております。
また、カラーはミリタリー感が強いカーキで本格派です。

MA-1

カーキだけでなくネイビーカラーでミリタリー感を抑えタウンユースしやすいアウターをチョイス。
ハイカットのスニーカーで足元からカジュアルダウンしたコーディネートは、寒い冬の季節をスポーティーテイストでお愉しみ頂きます。

最後に

今回は、ミリタリーアウターについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ミリタリーアウターは、種類やデザインが多く存在します。
ミリタリーアウターで迷われた際は、「MA-1」「M-65」「M-51」がオススメです。
それぞれの特徴、着こなしを抑えて冬のコーディネートに取り入れてみて下さい。

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